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(前号からのつづき)
●探偵サイト管理人インタビュー
公判では、サイト管理人Oは事件を反省すると共に「ネットはしない」と述べていた。しかし、05年の12月、その事件の舞台になったサイトが再開された。それを発見した私は、Oの声を直接聞きたいと思い、サイトを通じて取材を申し込んだ。Oは自宅兼事務所で取材に応じた。通信機器などが置かれていた部屋に通された。
ーーどのような経緯で事件を知り、逮捕に?
実行役のTと依頼主のKとが逮捕されて、ガサが入った(家宅捜査された)ことで知った。そのとき、パソコンと書類も押収されたんです。ただ、「これはえらいことをしてくれな」と思いましたよ。警察はこの時点で、私を逮捕する意志はなかったようだ。とはいっても、警察も組織だし、社会的制裁をしないと、ということ(で、逮捕するということ)だったんじゃないか。
ーーマスコミでは、殺人依頼サイトとか、闇サイトなどと呼ばれたりしましたが・・・
「殺人依頼」なんか請け負ってませんよ。たしかに、サイトにある「殺人問題」を項目があります。それを入れたのは、05年6月くらいかな。「殺される」等の相談が多くなったからで、「殺す」請負ではない。どこにも書いてないし、携帯番号もあるし、飛ばし携帯でもなく、「闇サイト」でもない。
ーー逮捕前にサイトを閉じ、判決後、サイトを再開したのは?
逮捕前には、申し訳ないから、サイトをやめようと思ったんです。サイトを再開したというよりは、刑事に「削除しろ」と言われて閉鎖するのが悔しいから、再開した「ふり」をしているだけです。
ーー依頼主のKには会った?
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