子供の頃の田舎のぼっとん便所の記憶はよくある。

 とにかく都会のトイレと違って、落ちるのが怖くて怖くてしかたがなかったんで、下をいっつも見ながらトイレをしていた。

 それぐらい怖かったからいつもお気に入りの人形を持って入ってたんだけどあるとき、人形を落としてしまった。

 もう悲しすぎて悲しすぎてズーっと泣いてたんだけど、

 翌日、普通に汚くない状態で庭先に置かれてた。親も祖母・祖父も「?」。

 今でも、みんなあれは覚えてます。