- キュレーター(記載時:無名太文字表記)
- N/Gさん
- 猫月さん
- ベンゾーさん
- 御丹宮くるみさん
※こちらの記事はPart2となります。Part1(自己紹介・新着枠)での内容は別途Part1記事にて掲載されておりますので、そちらをご確認下さい。こちらは、Part1の続きとなります。
続いて発掘枠に移っていきます。先ほど同様に選んだ楽曲のご紹介していただき、なぜその楽曲を選んだのかという理由をお願いします。皆さんにお聞きした後にフリートークしていただいて、最終的にどの楽曲を一推し曲にするか決めていきたいと思います。では、まず初めに猫月さんお願いします。
猫月:今回、持ってきた曲は、自分が好きなものをそのまま持ってきました。一言でいうなら「やばい」です。一応これも事前に文章用意してきたんですけど、それでも本当に語彙力ないくらいこの曲はやばいです。【あねもねぐりっち】とか【かるみあどーるず】とか、そういう系列のリスペクト曲かなと思います。明記されてないので実際はどうかわからないんですけど、かな?と思っています。独特な世界観を作っている歌詞、音、映像、全部ものすごくいい。中でも音作りがほんとにすごいです。微妙なテンポのずれだったり、音のちょっとした響き方の不気味さというか、世界観を形作るうえでのちょっと変えた響き方だったり。そういう世界観を大事にして音作りをされてるっていうのが、ほんとにすごいなという感じでした。あと、ボーカルがユキちゃん(歌愛ユキ)っていうのも、この世界観形どる上で、ものすごくマッチしてて、個人的にめっちゃ好きな曲です。以上で…あ、タイトル言ってなかった!『青栗鼠さん』投稿の【仄日】という曲になります。
はい。ありがとうございます。後ほど皆さんのインプレッションを聞いていきたいと思います。では次はくるみさんお願いします。
くるみ:はい。自分が持ってきた曲が『Mechanital_Mikey』(マイキー)さんで【無終ノ海】です。さっき上げてた楽曲『ツカダタカシゲ』さんの楽曲については「音が~」みたいな話を延々としてたんですけど、私もキャッチ―な楽曲すごい好きなんですよ。今回、発掘枠の楽曲を全曲聞いた上で、一番個人的に「おっ」って思ったのがこちらだったので選出させていただきました。
くるみ:キャッチーなポップス…それこそアニメやギャルゲーとか。そういう感じのオープニングっぽさ。若干昔のアイドルというか歌謡曲みたいな感じで耳なじみのある。ある種「ださい」ぐらいな感じのメロディーラインとすごい王道のコード進行。このポップスど真ん中のジャンルってすごく好きだし、一定の需要あると思うんですけど、ボーカロイドで全然伸びないんですよ。でも皆、なんだかんだで聞くと好きになると思うんで、この場で推していくことでもっとポップスが好きな人口って言うのを増やしていけたらと思います。この楽曲なんですけど、要素の詰込みがすごいんです。しっかりど真ん中のコード進行ですすんでいくところとか、サビの最後の転調部分、2番の頭のキメ、ラスサビの繰り返しの転調など随所随所に「確かにこれやってほしいよね」みたいなのが全部詰まってる。やりすぎくらいがカッコいいんですよ、こういうのって。そういうところが好きだなって思います。イラストに関しても『未来駅』次の駅が『波津根』で前が『未区』。結構この時点でやりすぎな感がある。このポップに仕立ててやるぞみたいな気合がとっても好きです。
はい。ありがとうございます。私、ちなみに個人的にこの曲は初めて聞いた時「おや?」っと思ったので即プッシュ曲に入れました。余談でした。では次、N/Gさんお願いします。
N/G:発掘枠…実は新着枠以上に無茶苦茶悩みました。で、さっきも言ってたように1週間かけて何回も聞いてるなぁって思った曲を選ぶって言ってたんだけど、発掘枠に関しては何回も聞いてる曲が多すぎてかなり迷ったんですね。【見ツメテイル 眺メテイル】とか【誰にだってなれないや】とか【浴槽とネオテトラ】【雨降りテレフォン】色々あったんです。そんな中、今回は【暇潰し、だれかの命】。こちらを選ばせて頂きました。ボカロタイムズで取り上げられることで初めて知る曲も多いんですけど、そのボカロタイムズに取り上げられる前からずっとずっと聞いていた曲です。この曲が好きというか、ロクさん(卯花ロク)のボカロPの曲が全部好きで、今のところ6本くらいあるんですけど、全部好きなんですよね。その中で、今回は【暇潰し、だれかの命】を選ばせていただきました。
N/G:この曲は『学内情報』っていうシリーズの一曲なんですね。学校の中の色々な物語みたいなものを曲にしているようなものなんですけど、初投稿動画とかの曲の感じはそんなでもないんだけど、だんだん投稿を重ねていくにつれて、歌詞の内容が「未熟が故のゆがんだ考え方を一部だけ煮込んで濃くした」ような感じになっていくんですよね。ねじ曲がったような考え。特にこの【暇潰し、だれかの命】は子供らしい、揚げ足とった子の正義感というか。正論をかましてくるような歌詞が特徴的で、最後らへんに、ボカロ曲というか、曲自体としても珍しいと思うんだけど、この曲を聞いてる視聴者側に投げかけてくるところがあるんですよね。そことかも好きです。さっきの【ブルーライトユニバース】と一緒だけど、物語を想像しやすいところが好きなんですよね。なので、この曲を好きになった人が他の学内情報シリーズを聞いていって、この世界の沼にはまってくれたらなって思ってます。そんなかんじです、上手くまとまんなかったんですけども。よろしく願いします。
はい。ありがとうございました。では最後、ベンゾーさんお願いします。
ベンゾー:はい。僕が選んだのは『メガナガメ』さんの【その電車、中津止まりにつき】ですね。
ベンゾー:遠距離の恋人同士の遠距離がゆえの切なさを表現した、めちゃくちゃエモい曲やなぁと思っています。この動画に「関西人ホイホイ」ってタグがついているんですけども、まさにそのタグの通り関西人あるあるだったり、関西人にすごく刺さる歌詞とかメロディーだったりってのがいっぱいでてくるんですよ。まず、イントロ部分のメロディーなんですけど、これが大阪メトロの駅に電車が入ってくるときのメロディーなんです。たぶんほとんどの関西人はここで「おお!」ってなるんですよね。こう、聞いた瞬間にパッと駅とか電車の画っていうのが頭に浮かんできて一気にイメージが膨らむ感じ。曲の途中でも反対方向の電車が入ってくるときのメロディーが入ってたりもしてるんですけど、こうなんやろ…サブリミナルな感じでこの曲が描いている情景とかその場面って言うのがすごい浮かびやすいんですよね。あと関西弁のセリフが歌詞に出てくるんですけど、標準語じゃなくてあえて関西弁やからこそ伝わるニュアンスみたいのってやっぱりあるんですよね。同じ意味の言葉でも「方言やからこそ言葉にない部分の心情」みたいなのが伝わってくるというか、僕自身が関西人なのもあって「あ~わかるわ~」って曲の中の人物にすごい共感しちゃうんですよね。
関西以外の方には、タイトルとか歌詞の内容でピンとこない部分があるかもしれない。例えば「中津止まりの電車」って言うのが新幹線の駅である新大阪まで行かへんってことであったり、さっきも言った関西弁の細かいニュアンスやったり。どうしても伝わりにくいところがあるとは思うんですけども、動画にも赤字で解説しているコメントがあったりするので、一度聞いたという方もその解説を踏まえてもう一度聞いてもらえると世界観に入り込みやすいかなぁと思います。
はい。ありがとうございました。では先ほどと同じように、皆さんのインプレションというか皆さんの思いとかを聞いたうえで全体的にどういう印象を持ったのか聞いてみようと思います。猫月さんいかがでしたか?
猫月:はい、では、くるみさんの【無終ノ海】から。【無終ノ海】って処女作だった気がするんですよね。
くるみ:そうですね、初投稿。
猫月:聞いた時「え?これ処女作?」って思いました。ものすごいポップで…というかポップスなんですけど、2番のワルツ調のところだったり、曲の要所要所に遊び心があって好きです。
次、N/Gさんの【暇潰し、だれかの命】。これ、私事になるんですけど先日発売されたCeVIO AIのゆかりさんでカバーをさせていただきまして、調声するにあたって、歌詞とかメロディーとかじっくり聞く機会がありました。最初は「これものすごいメロディーいいな。キャッチーでものすごくいいなぁ。歌詞もいいなぁ。なんかいいなぁ」って感じだったんですけど…。じっくり聞いてみるとこれやばいですね。ほんとN/Gさんが言ってた通り、学校だったりクラスだったり。そういう出来事を語ったような歌詞なんですけど、学校以外でも現代の荒れてるネットだったりツイッターだったりとしても、とらえることができるんです。そういう歌詞を間奏のギターや細かいところが微妙に違ったりするメロディーで、ものすごい引き立てている。ほんとに、はまる人はとことんはまる曲だと思います。
ベンゾーさんの【その電車、中津止まりにつき】。これ最初聞いた時に自分自身、関西人でもなければ鉄道をよく知っているわけでもないので「中津止まりどういうこと?」ってなりました。でもその状態で聞いた時ですら「あっこれいいなぁ。歌詞よくわかんないけど、なんかいいなぁ」って感じだったんです。これも中津止まりの意味とか歌詞を調べてから聞いたら「あ、やばい…語彙力…あ、やばい…」みたいな、そんな感じになる曲です。あとレンじゃないとこの曲はまらないなぁって気がしてて、レンの声だからこそものすごくいい…そんな感じがありました。
はい、ありがとうございます。じゃぁ同じような感じで、くるみさんいかがでしたか?
くるみ:猫月さんのあげてらっしゃった【仄日】。これ私も選ぶかちょっと悩んでました。PVの雰囲気とかは違うんですけど、コード進行なんかはある種のリスペクトを感じました。そうだと気づかずに聞いてる人もたくさんいると思うんですけど、例え、そうであることがわからなくても単純に楽曲として、めちゃくちゃいいところが、とっても素敵だなって思ってます。あとボーカル歌愛ユキ。めちゃくちゃはまってますよね。ダウナーな雰囲気と若干ゲームソングっぽいコード進行に歌愛ユキがのっかることで、今どきっぽさのオシャレ感みたいなのが出てるのかなって。すごく絶妙な楽曲だなって思いました。
N/Gさんの選んでらっしゃったロクさんの【暇潰し、だれかの命】。ロクさん、今すごく勢いのあるボカロPさんだと思うんですけど、個人的にはあんまりぴんと来てませんでした。でもこの間、上がった【かみさま、あなたの言うとおり】(2020/12/21投稿)でちょっと良さがわかって、遡って聞いたんです。歌詞は皆様もおっしゃってましたけど…10代、あるいは思春期の不安定な感じを表現するのがすごく上手い方だと思うんですが、楽曲の面でも、どれ聞いてもすごく不安定なんですよね。しっかり解決して落としていくみたいなメロディーラインをしていなくって…。この楽曲自体もそうだし、歌詞もそうだし、この不安定感って言うのがとっても「若者受け…そりゃいいよなぁ」みたいな「そりゃ勢いもあるわ!」っていう納得感がすごくあって、個人的に今まで刺さってなかったのって、聞けてなかったんだなぁって思ってます。
ベンゾーさんのあげてらっしゃった【その電車、中津止まりにつき】も個人的にすごい好きな楽曲です。R&Bが好きって言うのがまず1番なんですけど、「ボーカル、レンじゃないと~」って話をBさんもされてましたけど、低音のレンくんっていうのがまず、いいですよね。最近レンくんの流れが来てると思うんですけど、レンくんの低音ってめちゃくちゃ映えるんですよ。とくにA,Bメロにおいてのめちゃくちゃ語尾をフォールする調声が、関西弁のちょっと気だるげな感じと相まってめちゃくちゃ雰囲気出てると思うんですよね。R&Bとしても単純に超絶曲の出来がいいって思います。
はい、ありがとうございます。じゃぁ同じような質問になりますけどN/Gさん。いかがでしたか?
N/G:はい。ベンゾーさんの【その電車、中津止まりにつき】から、いこうかな。この曲もボカロタイムズで取り上げられる前から知ってた曲なんですよねぇ。すごく気になってて、そうしたら(また歌い手の名前出して申し訳ないんですけど)メガテラ・ゼロさんがこの曲を歌ってくれたんですよね。それで結構聞いてて、すごくいいなーって思ってて。さっきレンが低音の声で歌ってるって話でましたけど、ほんとにもう人が歌っててもすごくいい曲だなって思ってて、個人的にはそういう、歌い手さんにもっと歌ってほしいなっていうような曲ですね。
【無終ノ海】はアニソンっぽいって感じ。これはミクで歌ってるけど、この曲もね是非歌い手さんにどんどん歌ってもらいたいなっていう曲なんすよね。個人的にはそう思った曲ですね。
猫月さんの【仄日】はね、この曲も結構好きなんだけど、なんていうんだろうなぁ。この曲のMVの作り方で途中でコードが出てくるんですよね、たしか。そういう作りがすごい面白いなって思って、曲も好きだけど、動画の作り方も面白いなって思いました。
はい、ありがとうございます。じゃぁ…ベンゾーさん。同じような質問になりますけどいかがですか?
ベンゾー:まず猫月さんの【仄日】なんですけど、タイトルも【仄日】って普段、なかなか使わへん言葉だったり、曲の中の言葉でも詩的な言葉選びっていうんですかね。こう、ポエム調というか、そういう言葉選びをされてたり、エフェクトがいろいろかかってるんですけど、その掛け方とかがすごいカッコいいなぁと個人的には思ってます。音も不安定な雰囲気の音っていうんですかね、それが詩的な比喩的な歌詞と相まって不思議な世界作ってるなぁって印象です。最近よくある不思議系の世界観の曲ってまぁまぁ多いと思うんですけど、なんか、その流行りに乗っかってるだけじゃなくて、この方。独特の雰囲気というか世界観もあるなっておもってますね。N/Gさんも言ってはりましたけど、映像も含めて、僕は間奏のところに言葉がバーっと出てくるところがあるんですけど、あそこがすごいなーって思ってそういう映像も含めて最高に表現がカッコいいなって思ってますね。
くるみさんの【無終ノ海】なんですけど、すごいさわやかで、疾走感がある曲やなぁって思ってて、くるみさんも、言ってはりましたけど、アニソンというか、そういう雰囲気。日常系アニメのオープニングとかで流してほしいなっていうような曲で、僕の中にあるミクちゃんのイメージにピタッとはまる雰囲気、曲調なんですよ。いかにも初音ミクの曲っていうかんじで。ドライブの時とかに流したいなぁって個人的には思いますね。すごいいい素敵な曲やなぁって思います。
N/Gさんの【暇潰し、だれかの命】なんですけど、僕もこれネット風刺というか、現代のネット社会を風刺した歌詞やなぁって解釈してて、ある意味あるあるネタというか、炎上とかね。最近ありますけど、そういうのを風刺した歌詞で、ちょっとした恐怖を感じる内容やなぁと思ってます。何が正義で何が悪なんやろうっていうのを考えさせられるというか、正義っていう武器をただ振り回すって言うのは正しいのかっていうのを問いかけてくるような。そういう内容を曲の出だしからいきなりテーマをぶつけてくる感じがあって、それがこう出だしの時点でゾワッと感じさせられましたね。
なるほど。ありがとうございます。新着より発掘の方が皆さんの熱がこもっていて、お時間が迫ってまいりました。いきなりになって申し訳ないのですが、発掘の一推し曲をここで決めたいかなと思います。それぞれ皆さんのインプレッションとか、それぞれの感想とか聞いたうえで、タイムズの今月の一推し曲どれにしようかというのをお一人ずつ聞いていこうかと思います。猫月さんいかがですか?
猫月:ものすっごく悩むんですけど、自分に入れさせてください。【仄日】に。
【仄日】に。はい、わかりました。くるみさん、いかがですか?
くるみ:同じく自分のやつにいれさせてくださーい。 *【無終ノ海】
N/Gさん、いかがですか?
N/G:申し訳ない、僕も自分ので(笑) *【暇潰し、だれかの命】
一同:(笑)
わかりました。ありがとうございます。では、ベンゾーさんいかがですか?
ベンゾー:僕も自分のに…入れたいのは入れたいんですけど、これたぶん僕の推したやつニコニコビジョンに載ったのかな?
くるみ:そうですね、ビジョン載ってます
ベンゾー:載ってましたよね。なので、それ推すよりかは僕はくるみさんの【無終ノ海】を推したいですね。処女作って言うのもあるんですけど、誰が聞いても聞きやすい曲っていう意味も込めて、これを推したいです。
ありがとうございます。私もこの作者の方を調べまして、もともとは日本のアニソンを作りたいという思いで作った楽曲が【無終ノ海】なんだそうです。
くるみ:しかも海外Pなんですよね、この方。
そうなんです。処女作という点も踏まえて私個人としてはこの方をタイムズで推したいなという気持ちがあります。ただこれは皆さんにお伺いしたうえで決めていきたい。N/Gさん、ちなみにいかがですか?
N/G:なるほど、そうねぇ。僕も発掘枠、そういう日の目の当たらない人を推したいって言うのはすごくわかるんですね。で、僕のこの動画、ロクさんの【暇潰し、だれかの命】は6万再生いってるんですよ。【雁首、揃えてご機嫌よう】に関しては、13万再生。ニコニコでね。ただ僕はね、この曲はもっと伸びるんじゃないかと思ってるんですよ。
なるほど
N/G:その再生数じゃないと僕は思ってるんです。まだまだ、この方は色んな人に認知されてもっと伸びるんじゃないかと思ってる方なんで、そういう意味も込めて発掘、もっといろんな人に知ってもらいたいっていう意味で発掘枠で出したいです。
わかりました。猫月さんどうですか?
猫月:キュレーターさんの思いを聞いて、もう1回どれがいいかと思ったんですけど、自分、この【仄日】。発掘といえば発掘なんだろうけど、ボカロを今ものすごい聞いててそっから、さらに踏み込む1曲だなって。なので皆に是非見てもらいたいっていう意味でも【無終ノ海】でお願いします。
ありがとうございます。私としても、非常に悩ましいのですが、タイムズの発掘枠といたしましては、現在「初投稿から5作以内」の作品を主に掲載しています。まずは、多くの人に知ってもらう、注目してもらうという点から、初投稿で「お、すげーじゃん!」という作品は是非、推していきたい気持ちがあります。そして現時点で再生数が非常に伸びているけど「こんなものじゃない、もっと伸びるはず」といったような作品に関しては、何か別の視点から語る場所があるといいかなと考えています。
N/G:そう言う主旨であるのならば、【無終ノ海】でいいのかなぁと思います。
ありがとうございます。今回、割れたということもあって、タイムズとしての思いを伝えさせていただきました。今月の発掘の一推し曲では【無終ノ海】ということで、決めさせていただきました。皆さんどうもありがとうございました。
<登場楽曲>
昨年はボカコレがあるなど、ボカロ文化に脚光を浴びるイベントようなが開催されました。4月には次のボカコレも控えています。
最後に座談会メンバーから、これからのボカロ文化への未来について、こんな未来であってほしいとか、溢れる希望、これからの展望、そして当Timesへの激励など、メッセージをいただいて座談会を終了したいと思います。それではベンゾーさんからお願いします。
ベンゾー:まず今日はありがとうございました。
今回の座談会みたいに、ボカロ曲について意見交換する場を今まで経験したことがなかったので、今日は本当に楽しかったです。他の方が紹介された曲も一通り聞いているのですが、皆さんそれぞれ聞いたときの印象や感想がそれぞれ違っていて、そういう聞き方もあるんだなーという発見があって、改めてもう一度聞いてみたいと思いました。
これからのボカロ文化については、僕は年々ボカロへの入り口が増えているんじゃないかなーと思います。
去年の年末にあったボカコレだったり、次4月にボカコレ第2弾がありますし、ゲームでもプロセカみたいなゲームが増えてきたことで、僕みたいにボカロをあんまり知らないような人でもイベントとかゲームがなんか面白そうだから、という理由で、ボカロの舞台に飛び込むような機会をいっぱい目にするようになってきたと思います。ボカロに触れる人が増えれば、ボカロを好きになる人も増えるわけで、今まで以上にボカロファンが増えるんじゃないかなー、増えるといいなーと思っています。
ボカロタイムズについては、僕自身がもともと普段から新曲とか知らない曲を漁るということを全然してこなくて、気に入った何曲かを何年もの間ヘビロテするという聞き方をしてきました。そもそもいいなーと思う曲の探し方すらあまりわかってないので、もしかしたら同じように好きになる曲との出会い方がわからない人は他にもいるんじゃないかな、と思います。ボカロタイムズを見て、とりあえず記事に載ってる曲だけでも、と思って聞いてみると「ええやん!」と思う曲がどんどん出会えるようになりました。なので、ボカロタイムズは僕みたいな探し方も含めてボカロのことをあまり知らない人への導線というか、曲に出会うための一つのきっかけになっているのではないかなと思ってます。これからもボカロタイムズを読む方に、どんどん出会いを与えていってほしいです。ありがとうございました。
ありがとうございました。続いてN/Gさんお願いします。
N/G:今日は皆さん本当にありがとうございました。ボカロ曲をこんな風に語り合うというのはたぶん高校生の時以来で、あの頃に戻ったような感じがしてとても楽しかったです。昨今ボカロPが活躍していることが多いですよね、元々ボカロP出身だったとか。「うっせぇわ」はボカロと歌い手っていうコラボで今すごく流行っているけど、これからもニコニコ動画・VOCALOIDの中から、音楽の注目曲がどんどん現れてくるのではないかな、と個人的には思っています。
昨今こういうこともあり、一般の方に対してもボカロ曲に対しての注目度が確実に上がっていると思っています。中には「うっせぇわ」とか、言葉が強い曲もありますが、ボカロ曲って他にもこういう曲があるんだよ、ということをボカロタイムズを通してもっと知ってほしいな、と思いました。なので、ボカロタイムズこれからも頑張ってください。今日はありがとうございました。
ありがとうございました。続いて、くるみさん、お願いします。
くるみ:今月頭にSmileSに入らせていただいて、入った翌日だか翌々日だかにキュレーターさんにお声がけいただいた形なので、本当に入りたてで新人ホヤホヤなのに良くしていたいてありがとうございます。そして、すごく面白かったです、ありがとうございました。
これからのボカロ文化の未来でいうと、2021年はCeVIO AIがリリースされましたし、Synthesizer V AIがあったり、去年は初音ミク NTもあったこともあり、今年はボカロ曲という呼称がVOCALOIDからどんどん離れていく最初の年なのではないかな、と思っていて、それこそ「うっせぇわ」の流行みたいな感じで、広い意味でのVOCALOID、みたいなのがだんだん輪郭がしっかりしてくると同時に、その内側でボカロ曲、ボカロ文化の内部のさらに核としてのニコニコ動画のボカロ界隈、みたいなのがまた再注目され得るのではないかと個人的に思っていて、そういうところでボカロタイムズなどの属人的な一人のキュレーターあるいはボカロヲタクの皆さんがこうして「こんなボカロ曲もあるんだよ」、「ボカロ曲楽しいよ」、ということを外に発信していくことはとても大事だと思うので、今後も頑張ってほしいです。協力できることがあったら呼んでください。
ありがとうございました。続いて猫月さん。お願いします。
猫月:改めて本日はありがとうございました。座談会の感想は、前回も言ったんですが、自分以外の視点からボカロ曲について知る・語れるのは、自分の感覚のアップデートにもつながるし、ものすごく新鮮です。
「自分はこの曲に対してこういう印象を受けたけどどう?」って聞いたら、ぜんぜん違う方向から見ていることがあるんですよね。こういうのって曲をさらに深く知るきっかけになるし、もっと曲を聞こう!っていう気持ちになるので、ぜひボカロヲタクの皆さんで集まってボカロについて語る会をやってほしいです!
ボカロ文化の未来については、超パーティーのボカロライブ、ボカコレのライブの印象として、元々キャラクターやキャラクターに付随する曲、みたいなのが強く出てたと思うんですが、今回のボカコレは、クリエイターをより中心的にピックアップしていたと思うんです。リアル開催のボカロライブにも行ったんですが、ミクちゃんたちが一切出てこなくて、クリエイターの方が生演奏してたりDJしてたり、ということを前回喋らせてもらいました。今日座談会を開催している日が2/12で、CeVIO AIのきりたんの発売日なのでそれに関連して、ボカロからなにか新世代に変わる、みたいな話をしようとしたら、さきほど、大体くるみさんが喋ってくれたので…。
くるみ:www
猫月:ボカロという概念が、これまでの歴史だったり流れからVOCALOIDという界隈に収まっているけど、どんどん外の世界に広かっていくんじゃないかな、と思ってます。それこそさきほど話題に出たCeVIO AIだったり、Synthesizer V AIだったり、普通の喋らせる方のVOICEROIDの「歌うVOICEROID」シリーズだったりで、色んな方法で曲を作る方法が増えてて、その分キャラクターもどんどん増えてるから、いい状態のまま、どんどん未来に向かって幅を広げていってほしいと思ってます。以上になります、今回はありがとうございました。
はい、ありがとうございました。以上で座談会2月号終了させていただきます。ご参加いただいた皆さん本当にありがとうございました。
全:ありがとうございました!
座談会2月号。如何だったでしょうか。今回、Part2のこの場所にくるまで、約1万字にも及ぶ熱量こもった座談会の雰囲気を味わって頂けると幸いです。非常に印象的であったのが、これからのVOCALOIDが今後、どうなっていくのか。ボカロPの楽曲に対する、様々な考察や想いを語る参加者の皆さんの熱意に、ずっと聞き入ってしまいました。収録時間としては90分録らせて頂いたのですが、あっという間でした。ボカロタイムズの企画の一つとして、計画してきた座談会。この座談会の文章を通じ、少しでもボカロ曲を、久々に聞いてみようかなぁという想いが出てきたら、キュレーターとしては、大変嬉しいです。
- 座談会企画・進行・キュレーター&執筆者:エージェントNO.118
- 座談会参加者:ベンゾー・N/G・御丹宮くるみ・猫月あゆむ
- 文字起こし等編集staff:N・♪ミュツタカ♪・M・moG
- ブロマガ掲載/転載フォロー:SmileS組織(運営)の皆さん
今回も2月に座談会を実施し、無事発行する事が出来ました。協力頂けた座談会参加者の皆さん、staffの皆さん、SmileS組織(運営)の皆様、そして何よりもこの、座談会記事を最後まで読んで頂いた全ての皆様に対して、御礼致します。本当に本当に、ありがとうございます。来月以降も続けていきますが、ここで、私から最後に一つ、読者の皆様へ、お願いがあります。Timesを始めて数か月。ハイペースで更新を進めてきていますが、なかなかタイムズを認知して頂けるまでに至っていません。制作に対して、かなりの時間を要しているのもあるのですが、少しでも、このタイムズを一人でも多くの方に見てもらいたい。という気持ちがあります。私のお願いとしては、タイムズ掲載を一人でも多くの方に広めて頂けると幸いです。どうか、宜しくお願いします。長くなりましたが、来月以降も出来る限り、ニコニコを盛り上げるきっかけ作りを行っていきたいという想い、クリエイターを支援していくために、細く、長く、掲載出来るように頑張っていきますので、引き続き応援を宜しくお願いします。次回、3月号でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ
提供:2021年2月26日 キュレーター&執筆者 エージェントNO.118
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