#147 2023年9月25日発行 発行者 ドロイド
こんにちは、ドロイドです。間もなくTimesもお陰様で3周年。4年目に突入していきます。皆様のお陰でここまで制作を行ってこれたと思っております。本当にありがとうございます。引き続き様々な企画を実施できるようにと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。
さて、今回の選曲者(キュレーター)は、ものくいさんです。これはと思った楽曲らには、是非マイリス登録&いいねをお願いします。
まずは、数多く曲数がupされる中で、新作をピックアップしてお届けします。
Movie,illust:くろばねまち https://twitter.com/kurobanenoaka
※結末に思わずゾクッと来てしまうストーリー性の高いボカロ曲です。
※実写のPVやカッコいいギターの音が最高です!
※怪しい雰囲気のPVに歌詞の世界観がマッチしていました!
※あー、わかる!という共感から最後の仕掛けに驚きました!
※強烈な世界観に惹かれました!中毒性が高いです。
MOVIE : かりんず https://twitter.com/u_1F338
サムネイル : Aze X https://twitter.com/Azeze_no_ze
※人生とは何か考えさせられるボカロ曲です。
※こんな時もあるよね…と共感できる楽曲です
Illust:あかの https://twitter.com/nonNo__12
Movie:槲 https://twitter.com/kasiwa_7463
Guitar:やまぐち https://twitter.com/ym_dsu
Mastering:たくしP https://twitter.com/insel_heim
Special Thanks:HotαRu https://twitter.com/Luciole_Music
※病みボカロ投稿祭という企画の参加作品の中で、すごい良いなと思った楽曲です!
如何だったでしょうか。是非マイリス登録&いいねを通じて応援をして頂けると幸いです。
この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回も4名をご紹介していきます。まずは、ボカロPの「A2clip」さんです。
Creater Interview #39 A2clip
X(旧Twitter):https://twitter.com/A2clip
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/124121984
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
アニメーターボカロPとして活動しています。A2clipと申します!
去年開催した、音楽的同位体裏命:楽曲コンテストで「芽花」というオリジナル楽曲が特別賞を受賞しました。
前々回のボカコレにも、その楽曲で初出場させてもらっています。
また、先日の歌コレ2023秋ルーキーに初出場して、最終55位にランクインしました。
クリエイターボカロPとしても。歌い手としても活動しています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
1年前に、音楽的同位体裏命を購入して、ボカコレに出る決意をしてニコニコ動画のアカウントを登録しました。
ボカロPとしての出発地として、ニコニコと出会いました。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
ボカコレ、歌コレに参加するために、投稿しています!
今では、ボカコレにオリジナル曲を投稿して、その後の歌コレで自分の楽曲を歌うという活動がしたいです!
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
ニコニコには、ボカロ文化が深く根付いていて、活動をするのに明るい環境があると思います。ニコニコ主催のコンテストの存在は、多くのボカロP、歌い手を育成していると思います!
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ニコニコ動画では、リスインやいいね、コメントなどの文化がありますが、そこがかなり強みに感じました。普段はYouTubeに楽曲を投稿していますが、歌コレに参加した時に、自分の曲をこんな風に聞いてもらえている!という新しい感覚や、リスインなどの目に見える数値で創作に対するモチベーションが上がりました。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
ボカロ曲を聴き始めたのは高校時代からで、リンレンが好きです。今でこそ、ニコニコ超会議とボーマスが同時開催した日にリンレンを買うくらいには、特別感があり、今後楽曲を作っていきたいというモチベーションになっています。
音楽的同位体は、可不をきっかけに出会い、理芽が好きなこともあり、僕の活動は裏命をアニメーションや映像、楽曲で総合プロデュースするというものになりつつあります。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
みきとPさん、ピノキオピーさん、ハチさん、Kanariaさん、Eveさんです。
MVの作り方というか、デザイン・アニメーションを多く使う作品が多い印象があり、僕の目指すべき目標として尊敬しています。
みきとP『 ヨンジュウナナ 』MV
ピノキオピー - 君が生きてなくてよかった feat. 初音ミク / Thanks for being Lifeless
米津玄師 MV『ゴーゴー幽霊船』
【GUMI×初音ミク】アイデンティティ【Kanaria】
お気に召すまま - Eve MV
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
作曲に関しては、まだまだ人の手を借りないとできないことが多くあり、勉強中です。入門書などを買ったり、あと、ありがたいことにボカロPの友達がいっぱいいるので、教えてもらったり、協力してもらっています。
作詞は、これまで双子の弟Tomopiloと共同で作業を行うことが多く、語感や韻などをサンプルで考えてもらい、僕の書きたい歌詞にしていくという工程を踏んでいます。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
中学時代に聴いていた、Mr.childrenや、それこそ好きなボカロ曲、邦ロックからインスピレーションを得ています。ロックが好きです。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
音楽的同位体裏命です。理芽が推しであり、特別賞の商品でオリジナル曲を歌ってもらえるということもあり、僕の活動に必要不可欠な存在です。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
共作が主なので、MVを作る軸としてですが、1か月から1か月半かけて作ります。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
裏命で曲をカバーする活動を軸にしているため、常に最新情報をチェックしています。
カバーする活動は、楽曲制作の勉強になりますし、なによりプロの作品に触れる時間なので、大切にしています。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
アニメーションを描くためのiPadです。それがないと生きていけません。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
YouTubeの収益化を一時の目標としていますが、今後はボカロPとして本格的に活動して、名前を売っていきたいです。歌い手としても活動を展開して、アニメーター、映像もできるマルチクリエイターとしてMVを作っていきたいです。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
音楽的同位体裏命をこよなく愛するボカロPとして、裏命の曲、裏命のMVを作っていきます。そして裏命と歌います!応援よろしくお願いします。
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容(告知等)はありますか?
次回のボカコレ、歌コレは全力参加します!そのためにオリジナル楽曲・MV制作を頑張っています。YouTubeではありますが、制作作業配信なども積極的に行っているため、見に来ていただけると幸いです!!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次はボカロPの「Aira」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #40 Aira
X(旧Twitter):https://twitter.com/Aira_srnk
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/119377383
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのAiraです。最近の活動としては、ボカコレ2023夏TOP100に作品を投稿させていただきまして、41位という結果をいただきました。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
初めてニコニコに出会ったのは、ボカロのピアノ弾いてみた動画です。
小学生の頃、千本桜のピアノをどうしても弾きたくて色んな動画を見てたらニコニコに辿り着きました。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
ボカロを投稿する場所といえば、自分の中では昔からニコニコ動画というイメージだったので、ボカロ曲を作ったらニコニコ動画に投稿しようと思ってました。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
YouTubeよりニコニコ動画の方が、ボカロ好きなリスナーが多いと思ったからです。
イベントもボカコレや無色透明祭などニコニコで開催するものが多いので、新しくボカロを投稿し始める方もニコニコに投稿することをおすすめしたいです。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
自分はボカロPですのでボカロという観点で言うと、ニコニコはさまざまなジャンルの音楽のコアなファンが多い場所だと思うので、自分がどんな曲を投稿したとしてもここの人たちは受け入れてくれるっていう安心感があります。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
PS3で初音ミクのProject DIVAというゲームの体験版をやったのがきっかけです。そこに収録されていた「ロミオとシンデレラ」という楽曲で初めてボカロに出会いました。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
憧れているボカロPさんは、堀江晶太(kemu)さんとNeruさんです。お二方ともアレンジとメロのセンスがずば抜けてて、ずっと前から憧れの存在です。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
まずピアノだけで曲の全体のメロディーとコード感をある程度決めてから、シンセ音でメロディーを打ち込みます。その後にそれを聞きながら作詞をしていきます。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
自分が聞いたことない曲とかを友達に教えてもらって、そこから新しいインスピレーションを得ることもありますし、映画や綺麗な景色などを見た時にその情景からメロディーや歌詞を思いつくこともあります。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
知声ですね。昨年ルヴァンシュという楽曲を知声で投稿したのですが、そこから自分の音楽の表現の幅がさらに広がった気がします。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
MVがある作品ですと、絵や動画を制作していただく時間も必要なので、大体一作品1〜2ヶ月くらいはかかりますね。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
歌ってみたはよく聴かせていただいてます。ボカロには無いその人の表現があるので学べることもたくさんあります。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
MIDIキーボードとして使っているRolandのRD-800です。鍵盤のタッチがすごく良くて、自分は鍵盤楽器をメインに曲を作ってるので、これなしでは作品は作れないってくらい愛用してる機材です。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
現在ボカロ以外にも作家としてもお仕事をさせていただいてますので、そちらとボカロPを両立させて知名度を上げていきたいですね。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつも作品を聞いてくださってる皆さん、本当にありがとうございます。これから作品を聞く方も今後さらにパワーアップしたAiraを楽しみにしていただけたら嬉しいです。
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容(告知等)はありますか?
無色透名祭に作品を投稿するので、ぜひAiraの作品を探してみてください。
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
続いてはボカロPの「RaKDo」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #41 RaKDo
X(旧Twitter):https://twitter.com/tanukigt1616
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/46188586
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのRaKDoと申します。
ダンスロック×エレクトロサウンドの踊れる音楽を作っています!
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
明確な出会いの瞬間は覚えていませんが、気がつけば『東方手書き劇場』のタグの動画を漁るように見ていた事は覚えています。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
ニコニコを見て育ってきて、ボカロPになったからにはやはりニコニコに投稿してみたい!という思いですね。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
やはりYoutubeとニコニコでは層や文化も違いますし、僕自身ニコニコの文化が好きだからですね。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ボカロ文化を愛する根強いファンの方に、自分の作品を聴いてもらいやすいというのはメリットであると同時にとても嬉しいですね!
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
最初にVOCALOIDを強く意識したのはアンハッピーリフレインを聴いた時ですね。
その後長く期間が空いて、バルーンさんの雨とペトラを聴いた時に衝撃が走りました。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
永遠に大好きなのはポルノグラフィティ・T.M.Revolution・バルーンさん・gigaさんです。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
作曲はほぼ100%リズムから作り上げます。
作り上げたリズムに対して、自分の『スキ』を詰め込んで詰め込んで・・という曲作りをしています。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
シャワーを浴びている時ですね!
いつもシャワーを浴びるときは「なんか降りてこい!」って神頼みしてます。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
花ちゃんとミクちゃんにはこれまでの全曲を歌ってもらっているので、やはり思い入れは強いですね!
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
約2~3ヶ月
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
本当にありがたい事に、多くの歌ってみたやファンアート、応援のお声をいただいております。全てが僕の大切な宝物です。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
長く愛用している相棒ギター、Kino treebud ですね!
本当に最高のギターです。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
より多くの方にRaKDoとRaKDo楽曲を認知頂き、曲を楽しんでもらえるようになりたいです!
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつも僕の楽曲を聴いて頂きありがとうございます!!
あなたの人生を彩る1つになれたならとても嬉しいです。
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容(告知等)はありますか?
自分の主催イベントや楽曲の合作、ゲーム実況放送など色々な事をしていく予定ですのでお楽しみにして頂ければと思います。
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
最後はボカロPの「やかもち」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #42 やかもち
X(旧Twitter):https://twitter.com/yakamochi_Na
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/120979588
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのやかもちと申します。去年の8/7から個人で活動を始めて今年で1周年を迎えました。
代表曲で言えば琴葉姉妹メインの『サカサカバンバンバスピスピス』『シランケデスコ』ですかね。
他にも星界ちゃんを使ったストーリー系の曲で2作にわたって話が繋がっている『月と姫と望遠鏡シリーズ』や初投稿の『イマジナリーフレンド』とかも作ってます。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
元々YouTubeユーザーキッズだったので転載のMAD動画(コメ付き)とか見るくらいであんまりニコニコに接点はなかったんですが、YouTubeでピアノ弾いてみたを配信されている「まらしぃ」さんのライブ配信がニコニコメインだったのでそこからニコニコ動画って言うもののシステムがわかってきた感じですかね……。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
元々グループで活動していた時に相方がボカロの原点だから投稿しないのはマナー違反って言ってたのがきっかけですかね…(コメ付き)とか見るくらいであんまりニコニコに接点はなかったんですが、YouTubeでピアノ弾いてみたを配信されている「まらしぃ」さんのライブ配信がニコニコメインだったのでそこからニコニコ動画って言うもののシステムがわかってきた感じですかね……。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
先述した通りマナー違反って言うのが主なんですけど、個人的にはコメントのリアルタイムで反応が見れるっていう機能がとても好きですね。職人とかがキメの時色文字でドーンっとか出してるといいねぇってなります笑笑
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
普段YouTubeとかだといわゆる「ライトユーザー」の皆さんがメインだと思うんですが、ニコニコは先述した通り「ボカロの原点」なので「ディープユーザー」の皆さんが多いんですよね。それなりに沢山ボカロを聞いてきた人たちの評価ってのはある意味すごく公平で率直だと考えてるんです。だからこそニコニコで直接リアルタイムなコメントから率直なコメントが貰えるのはニコニコ動画ならではの強みだな〜と思います。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
VOCALOIDとは先程にも登場した「まらしぃ」さんのピアノカバーを通じて存在と曲を認知しました。正直最初はVOCALOIDの声とかピッチの取り方が気持ち悪くて受け付けなかったんですけど、まらしぃさんがピアノでそれをカバーしてくれたおかげで曲本来の良さを理解したのでそこからオリジナルも聞けるようになって、声質とかに対しての抵抗も無くなって純粋に曲を楽しめるようになりましたね。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
僕は中途半端に広くオタクなので憧れているクリエイターさんを上げればキリがないのですが、音楽に絞るとすれば僕の曲を作る上でこの3人リファレンスは外せないって方がいるんです。
1人目がツミキさんで、僕がボカロを聞いてて1番『いい意味で気持ち悪い』ことしてる人なんですよね。特にリズムとメロ構成なんですけど、この方のリズムはフォニイ以降からめちゃくちゃテクニカルになって、Aメロ前の落とし込みとか、サビにはいる時のブレイクの使い方とかがやっぱり作曲家としてひとつ飛び抜けてるなぁと思って参考にしてます。
2人目は中田ヤスタカさんで、僕がJPOPなるものにハマるきっかけになった方ですね。この方はなんと言ってもシンセの音作りと圧倒的なメロのセンスなんですけど、この方のシンセの特徴としてある雰囲気と空間の作り方が個人的に1番上手いんじゃないかって思ってます。
特にあげるとすればPerfumeの『Time warp』とかウタの『新時代』とかで、僕の楽曲でも雰囲気の統一感とか空間は「月と姫と望遠鏡シリーズ」で特に参考にしながら作りましたね。
3人目は澤野弘之さんで、久石譲さんがオーケストラ劇伴の神様なら現代劇伴に関しては澤野さんが神様だって勝手に考えてるんですよね…笑。
この方は圧倒的なメロのセンスはもちろんなんですけど曲の層の埋め方というか、曲の迫力のだし方が業界でも桁違いだと思うんです。
特にプロメアの『inferno』のサビとイントロのインパクトは他に並ぶ方居ないんじゃないかってくらい顔面にちょくに来るものがあってめちゃくちゃ印象に残ってます。
ここまであげた3人で共通してるのがメロディのセンスなんですけど、この方々が作る曲の中で売れてるものに関してメロディで「ん?」ってなるものひとつもないんですよね。
まぁプロだから当たり前じゃんって言われればそうなんですけど、逆に売れる曲を書くためにはメロディのセンスが絶対的に必要ってことであってメロディが良くなければどれだけ側が良くても売れないってことだと思うんです。
だからこそ確実に完璧で「売れるメロディ」を書けるこの御三方は本当にすごい方々であって僕の音楽活動の根幹にもなっています。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
降りてくるって言うと「は?」って言われそうなんで論理的に解説するんですけど、確実にメロディ・歌詞・曲の構想を降ろす方法があって、それは『お風呂(トイレ)にいって考えること』です。
また「は?」って言われそうなんですけど、これはちゃんと根拠があって、人間は交感神経が作用している時にアイデアは浮かばなくて、副交感神経が主に作用している時、つまり瞑想状態(落ち着いている時)にある時にアイデアが浮かぶとされているんです。
日中生活している時は色んなことに気を配ったり、運動したりするので交感神経が主に脳に作用します、なので脳はアイデアなんて考えてる余裕ないんですよね笑。
逆に睡眠中やお風呂、トイレに入っている時は自身のやることが睡眠・洗浄・排便だけに限られるので一種の瞑想状態に入ります。(皆さんもお風呂とかトイレとかで反省会とかやった思い出があるんじゃないでしょうか?)
この状態に入ると脳が情報を整理するプロセスに入るので、その過程でインプットが整理されて新しいアイデアに昇華されるんです。
難しいこと言いましたがつまるところアイデアは脳が落ち着いている=瞑想状態で降りてくるということです。
僕はこの方法で毎回アイデアを頭に下ろし、それをメモで再整理して作詞作曲をしています。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
僕がインスピレーションを得るきっかけは本当に多岐にわたるので1番得やすいものとしてあげるなら『ゲーム』ですね。
僕は『ゲーム』のことを『現代における総合芸術の完成系』であると考えていて、アニメーション、シナリオ、音楽全てにおいてその作品の世界観に沿った最高級のものを詰め合わせている総合芸術なんです。
僕は作品を作る時大体大まかなストーリーを立てて作るんですが、その時のリファレンスがだいたいゲームなんです。
ゲームって先述の通りアニメ、シナリオ、音楽全てを踏襲しているコンテンツなのでボカロ作りに置き換えればMV、ストーリー、音楽同士を結びつけやすいんです。
だからこそゲームの世界観とかその構成を元にすることでめちゃくちゃ整合性のある作品が生まれると考えています。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
僕は主にCeVIOの星界ちゃん、AI_VOICE(neutrino)の琴葉姉妹を使用しているのですが、特に琴葉姉妹は僕がボカロ文化に触れるきっかけにもなったキャラクターなので思入れが深いです。
GYARIさんの「なんでも言うことを聞いてくれるアカネチャン」は初めて聞いた時に今まで聞いていた音楽の価値観を覆されて、あの語りと本格的なジャズサウンドがあんなにあうんだっていう衝撃を受けました。
そこから「ボカロ…面白いかも…」って思うようになって色んなボカロを聞き出したっていう思い出があります。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
1作品あたりの制作時間はジャンルによって差があるんで1口に何時間って言えないんですけど、だいたいストーリー系だと半年から1年、アップテンポなポップス・ネタ曲は5時間〜1日で作ります。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
サカサカバンバンバスピスピスに関しては本当に沢山の作品が投稿されていて、YouTubeなどで他の人の二次創作を見てた自分からするともちろん感無量なんですが、それ以上に僕が原作にかけた以上の愛と情熱を一つ一つの作品から感じるのが本当に出してよかったな…って思える瞬間でしたね。
一応投稿した身として追える範囲で全て視聴することを心がけてます。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
僕は他の方と比べると学生で全ての活動資金を僕のバイト代からやりくりしているので見劣りするんですけど、特にあげるとすれば18年愛用してるCASIOのキーボードです。
だいたいメロディを考える時に頭だけで考え手もいいんですけど、いいメロディは自分的に音階の良さによって決まると考えているので口ずさみながら考えるより、ピアノで弾いて考えた方が音階的にはいいものが出やすいんです。
特にこのCASIOのキーボードじゃなくてもいいっちゃいいんですけど、僕がメロディを考える上で欠かせないものであるというのにはかわりないので上げさせていただきました。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
ボカロPでの展望というとなかなか難しいんですけど、自分の中の達成したいものとしては自分自身のオリジナルストーリーを元にしたゲームと映画を制作したいなという目標があります。
元々音楽のルーツも劇伴からだったりするのでもちろんそれを仕事としてやるのもいいんですが、1度自分の世界観を音楽とともに具現化しときたいなっていうのが考えとしてあります。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
なかなかジャンルもバラバラで統一感のないボカロPなんですがそれでも僕の作品が好きと言ってくれるリスナーの皆さんにいつも本当に助けられております。
これからも相変わらず統一感のない活動をしていくでしょうが、皆さんも変わらず聞いてきていただければと思います。
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容(告知等)はありますか?
『脳直パンドラボックス』という今まで出したネタ曲4曲をまとめたアルバムが配信されています!
今度のボーカロイドマスターでもCDを販売しようかなと考えていますので是非足を運んでいただければと思います!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。
#147。いかがだったでしょうか?皆様にとって、少しでも気になる楽曲との出逢いに繋がれば幸いです。
間もなく10月。気づけば2023年も残り3か月。早いーーーーと心の中で叫びつつ、未来を見据えると、来年はすぐにボカコレや歌コレが控えており、その先には超会議が…という怒涛のスケジュールが今後も控えています。Timesとしましては、数々の投稿祭を控えており、皆様に愛して下さるように、少しでも楽しんでもらえるようにという想いで企画をさせていただきましたので、是非今後展開される投稿祭や様々な企画にご注目、ご参加頂けると幸いです。
それではまた次回、#148でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ
エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド
キュレーター(選曲):ものくい