あと10年元気でいてくれたら
今まさに私達が毎日利用しているiMac、iPhone、iPadといった革新的なデバイスを発明しながらも、惜しまれながら2011年の秋に亡くなったスティーブ・ジョブズさん。彼の伝記映画が近日公開、それに思想を受け継ぐスマートウォッチの噂も耳にしますし、今なお彼を身近に感じる方も多いでしょう。
そんなジョブズさんですが無人電気自動車に興味を持っていたと、アップル社ディレクター・ミラード ドレクサーさんは語っています。
「彼はデトロイト(米国の車産業中心地)に挑戦したかったんだ」
「アメリカの悲劇だ、一体彼をおいて他に誰が電気自動車を設計できるというんだ。生前、彼はずっとiCarを夢見ていたんだ」
「50%はマーケットを意識していたのだと思う。実際、彼はiCarに関して何もしていなかった」
とファンには残念ですが、iCar構想は頭の片隅にあっただけのようです。
電器産業のアップルがなぜ車に興味を... とお思いですが、ジョブズさんがセグウェイに興味持っていたり、愛車のベンツにナンバープレートを付けなかったりと(ただし6ヵ月ごとに買い替えが必要)、交通手段に人一倍の興味があったことは明らか。
またAppleのライバル(?)のGoogleも自動走行自動車の開発に成功していたりと(カリフォルニア州でのみ運用可能)、IT業界には「次は自動車」という意識があるのかもしれませんね。
ケータイ電話からiPhoneへと、まったく新しいモノに作り替えたジョブズさん。ならば現在の車からiCarがどう変わるのか... 想像もつきませんよね。
デザインにコンセプト、それに機能や他デバイスとの連動。そしてiCarのおかげで私達の生活がどう変革するのか。本当に惜しい方を亡くしたと、今更ながら思わずにいられません。
[News.com.au]
[Wikipedia](Pic)
(伊藤ハワイアン耕平)