20121015office01.jpg


職場からPCが無くなる日が来るのでしょうか?

十数年にわたりオフィスでの定番ソフトの座に君臨し続けているのがおなじみの『マイクロソフト オフィス』。スマホやタブレットもここまで急速に普及したとはいえ、仕事で使う上での最大の難点がこのオフィスのデータの取り扱いだったワケで。でも、そんなお悩みとも来年でオサラバできるかも?

チェコの情報サイトIHNEDが報じたところ、先日チェコ共和国の報道向けイベントにおいてマイクロソフトの製品マネージャーが2013年にiOSおよびAndroid版のオフィスを提供する旨の発言をしたそうです。


これまではスマホを仕事でフル活用するにはDocuments To GoOlive Office Premiumなどの互換アプリを使うか、Googleドライブでファイルを開くといった一手間が必要でしたが、マイクロソフト謹製のオフィスアプリケーションがリリースされるとなればスマホやタブレットの業務利用も一気に進みそう。

マイクロソフトは今月にもいよいよ新OSであるWindows 8Windows RTをリリースします。同時に話題の自社開発のおしゃれタブレット端末Surfaceを投入するタイミングであり、モバイルOSの分野でもiOS、Androidを追撃する立場にある状況。

ここであえてライバルのOS向けに自社の目玉製品であるマイクロソフト・オフィスを投入するという発表をするというのは王者マイクロソフトの余裕と見るべきか、はたまたより深遠なる戦略に基づくものなのか。

しかし米マイクロソフトはCNETに対してこの話について否定的なコメントを残しました。

「『Office Mobile』は、『Windows Phone』およびAndroid搭載端末、iOSのすべてで動作するようになる予定だ。新Officeの小売販売については現時点で発表できることは他にない」

ル機能のオフィスがiOSやAndroidで使えるようになるかの真偽が明らかになるにはもう少しの時間が必要となりそうです。


[IHNED.cz]via[The Verge]via[CNET Japan]

(ワタナベダイスケ)

RSS情報:http://www.tabroid.jp/news/2012/10/word-for-tablet-sumaho.html