深く考えさせられます。20年前と同じ様に...
1992年にSFCでリリースされた『真・女神転生』のAndroid版がリリースされました。(iOS版はコチラ) 価格は通常1,200円ですが、リリース記念ということで800円となっています。
20年前に発売された本作をプレイした方は多くなくとも、派生タイトル「ペルソナ」シリーズをプレイしたことがある方はきっといるはず。20年も続くシリーズの基盤を築いた本作のインパクトは、本当にすごいモノがありましたよ!
当時は珍しかったパソコン通信をシステムの中枢にし、デジタル、悪魔、合体、交渉、行動の選択と葛藤、現代性、といった他には無い要素をミックス。ゲームファン以外からも熱狂的な支持を得て、そりゃもうロシア文学かメガテンか、といった議論もなされたほど。(あくまで私の周りの話です)
そんな個人的思い入れが超ある本作、あらすじを少~しご紹介しちゃいましょう。
舞台は199X年の、東京・吉祥寺。この近代的な街の一角で、主人公は不相応な不思議、いやグロティスティックな夢を見ます。
磔にされる少年の次に現れたのは、助けも求める別の少年。そしてゆりこと名乗る怪しくもグラマラスな女性。彼らはなぜ現れたのか...
主人公はとある少女の生贄の儀式に遭遇してしまう。 アナタは彼女を助けますか? それとも、見捨てますか?
プレイヤーの行動は「LAW」(模範)と「CHAOS」(混乱)のパラメータで判断されます。単純な善悪ではないのがポイントです。
どんどん夢の世界に堕ちていく主人公の前に、保護者であり現実世界の象徴でもある母親が登場。「あなたを失いたくない。もう止めてくれ」と悲痛に叫ぶも、その願いが叶うことはなく...
いかがです? あらすじを見るだけでもドキドキしてきません? ワタシはオリジナル版をプレイ済み&Android版ももう少し先までプレイしたのですが、サプライズを一つ発見してしまいました。それは...
メガテンの面白さは全然普遍
各種用語は確かに古さもありますが、価値観を問いかけるゲーム性や夢と現実の曖昧さは今でも十分通用します。というより、メガテン以外にここまで深く掘り下げたゲームは最近でも中々ないのでは?
お金の価値は人それぞれですが、ここまでディープな知的体験(私の場合は再体験ですが)で800円はかなりオイシイといえるのでは。一度プレイしたら、絶対に忘れることができないシナリオですし。
本作「真・女神転生」に続いて、『ペルソナ1』も個人的に出て欲しいトコロ。雪の女王編なら、いまでも全マップ記憶してる自身アリ! あぁ、はやく鼈甲ぶちの眼鏡であのペルソナを作って全クリしたい!
使用端末: ELUGA power(P-07D)
OS:4.0.4
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発売元:Index Corporation
更新日:2012年11月01日
価格:800円(期間限定)
対応機種:2.2以上
(伊藤ハワイアン耕平)