撮った写真内に含まれる活字を抽出し、それをテキスト化してくれる文字認識アプリが『ImageReader(イメージリーダー)』です。
分厚い本の中のちょっとした箇所だけ必要だったり、画像として保存してあるけどそれを綺麗なテキストファイルとして再保存したいとか、しばしば考えることがあったのですが、日本語に対応している文字認識(OCR)アプリは中々なく...が、本アプリは日本語対応! その実力はいかほどなのでしょう、早速試してみます。
本アプリはGoogleドライブのOCR機能を使うので、どのGmailアカウントからアクセスするか選択する必要があります。任意のアドレスを選択しましょう。
さっそくメニューが表示されました。「ファイル」「カメラ」とあり、前者は自身のファイル内の画像から、後者は撮影し、認識・変換といった流れでしょうか。画像加工系のアプリをしたことがあれば、この辺りはとくに戸惑うことはないと思います。後者を選択します。
とある分厚い説明書の任意のページ。撮った箇所全てをテキスト化したい場合はそのままで問題ないのですが、余計な文字がある場合はその部分を指でなぞれば消しゴムのように塗りつぶすことができます。
また、画面の左右回転や明るさ調整もできるので、認識されやすいように加工・調整します。
こんな感じかなーと調整したら、画面右上の虫眼鏡マークをタップし、様々言語があるうちの日本語を選択「OK」をタップします。
しばらくするとテキストへ変換されました。小文字が大文字に、よく判らない記号が入っていたりしましたが、意味や内容は汲み取れる程度にテキスト化されました。一度読んだことがあれば、大体の内容は思い起こすことができる程度には認識されるようです。
また他にも小説や辞書、漫画等々、種類を変えて試してみましたが、結果は上記同様、誤認識してしまうところは少なからずあるけど、読めば内容として理解・喚起することのできるといったレベルの認識度でした。
なお、テキストとして保存されるので、当然テキストの修正は可能です。
日本語とアルファベットが入り混じった文章などにも対応してもらえればなお有用性が増すと思いました。いずれにせよ、今後の発展に期待したいといったところです。
利用時間:1時間ほど
使用端末:IS12SH
OS:2.2、2.3
バージョン:1.1
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発売元:NULL Product
更新日:2012/10/27
価格:無料
対応機種:Android2.1以上
(斎藤栄孝)