これがディスプレイの文字...だと...?
以前紙のように薄いディスプレイを発表した、ジャパンディスプレイ。ソニー、東芝、日立の3社が結託して作られた企業です。
そんなジャパンディスプレイが、またすごいものを作りました。パネルの展覧会「FPD International 2012」にて、画質を極限まで高めたディスプレイを公開していると、映像ニュースメディアDigInfo TVさんが報じています。
皆さん、このトップ画像の「バンニ」という3文字、よーく見てください。どうみても新聞などの印刷物にしか見えませんが、これがディスプレイに表示された文字なんです。液晶っぽい、「にじみ」のようなものが一切見えません。
DigInfo TVさんによる取材動画もありますのでごらんください。
いやー、これは本当にすごい。ジャパンディスプレイ、ハンパないですね...。
もう見た目からしてすごいんですが、そのスペックはさらにぶっ飛んでいました。
液晶の画質を表す単位に、ppiというものがあります。1インチあたりの画素数を表す数字で、この値が高いほど高画質ということになります。
第4世代iPadが264ppi、Nexus10が300ppi、以前ご紹介したシャープの新ディスプレイが443ppi。そして今回のジャパンディスプレイが発表したパネルは、651ppiとのこと。
ぶっちぎりすぎです。界王拳でも使っとるんか。シャープの新ディスプレイもう抜かれちゃってるじゃないですかー...。
まあ、今回のジャパンディスプレイのパネルはまだ実験段階であるのに対し、シャープの新ディスプレイはすでに生産に入ってるようです。来年はシャープの液晶がしばらく主導権を握り、しばらく経ってから入れ替わる形になるでしょうか。いずれにせよ、日本のパネル技術の未来は明るそうですね。
これがスマホやタブレットに使われたら、一体どれほどきれいな画面になるのでしょうか。写真とかもう印刷する必要なくなっちゃいますね。
いきなり日本の技術力を魅せつけてくれた、ジャパンディスプレイ。これからに期待大ですよ! シャープもがんばってー!
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世界最高レベルの精細度651ppi、2.3型液晶ディスプレイ[DigInfo TV]
(コンタケ)