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[コラム] iPhoneより便利なときもあります。アンドロイド+Macの組み合わせ
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[コラム] iPhoneより便利なときもあります。アンドロイド+Macの組み合わせ

2013-03-19 12:04
    130317_clm00.jpg


    パソコンはMacを使っているという人の場合、大半はスマートフォンを選ぶときに、同じApple製品ということで、iPhoneを選択することが多いでしょう。

    しかし「事情があってドコモとの契約が必要だ」などの理由で、MacとAndroidを使っている人(これから使おうと思っている人)も、そこそこいるんじゃないでしょうか。

    今回は、そんな人のための、ちょっとしたTips(コツ)をご紹介いたします。
     

    外部ストレージとしてのAndroid

    単体の機器として考えた場合、iPhoneとAndroid機の間には、若干の使い勝手の違いはありますが、同じスマートフォンですから、出来ることに大差はありません。

    しかし、Macに接続する場合には、全く操作感が異なってきます。


    iPhoneの場合、基本的にはiTunesを使って、Macとデータをやり取りします。
    (アップルのクラウドサービスであるiCloudを使うことで、扱えるファイルに制限はありますが、無線接続によるデータの同期もできます)

    では、Android端末をUSB接続でMacと繋いだ場合どうなるかというと、Macは、Android端末を外部ストレージとして認識します。つまり、デジカメやUSBメモリーなどと同じ扱いということですね。

    したがって、Macからは「ファインダー」を使ってAndroidのファイル(フォルダ)を操作することになります。


    130317_clm03.jpg


    上の画像では、左下の方にあるデバイス項目に、2つの外部ストレージがマウント(接続)されているのがお分かりでしょう。

    「NO NAME」となっているのは、Android端末に内蔵されているSDカード。
    「HTC STORAGE」は、Android端末本体ということになります。

    おそらく、中級者以上のMac使いなら、ファイルのやり取りに関して言えば、実はAndroidの方がiPhoneより取っ付きやすいのです。


    初級者の場合は、いっぱいあるフォルダを見て途方に暮れてしまうかも知れませんが、慣れてくると、ある程度の意味が分かってくると思いますので、それまでは気をつけて操作するようにしましょう。


    130317_clm05.jpg


    上の画像は、スポットライトを使ってAndroid端末の中のjpeg画像を検索したところ。

    現在のMacは、ファイルアイコンが縮小サムネイルとして表示されるので、一覧性も高くて目的のファイルを探しやすいですね。


    130317_clm04.jpg


    同じことをiPhoneでしようとすると、iTunesは同期するための橋渡しに過ぎませんので、Mac上に写真を同期した後、iPhotoを使って、必要な画像ファイルを探す必要があります。

    しかも、OS 10.8 (Mountain Lion) の場合、iPhotoに保管された写真画像は、通常のファインダー操作では必要な画像ファイルにアクセスできないという問題があります。
    iPhoto上で見つけたファイルをコピー・ペースト(ドラッグ・ドロップ)して必要なディレクトリ(フォルダ)に複製しなければならず、なぜかApple製品同士の方が、画像ファイルの扱いは面倒だという問題があったりします。

    意外に感じるかも知れませんが、これは従来のパソコン的文化から脱却して、スマホ(タブレット)的文化に基づいて設計したいという、Appleの思想に基づくものです。

     

    音楽プレーヤーとしてのAndroid

    元々、iTunesは音楽データを扱うためのアプリケーションでしたので、MacとiPhoneとの音楽ファイルの連携は非常に強力です。

    しかし、現在ではAndroid端末もiPhoneと変わらない使い勝手で音楽ファイルを同期させることが出来るようになっています。
    TuneSync (チューンシンク)』の記事を参照してみてください。

    しかしながら、TuneSyncは、iTunesストア上で買ったダウンロードデータに関しては、Androidスマホと同期させることが出来ません。

    そこで、これらの保護されているファイルについては、ファインダーを使ってデータを転送してやる必要があります。


    130317_clm02.jpg


    上記は、iTunesの音楽ファイルが保存されているディレクトリ(フォルダ)です。

    ここから、Android端末のMusicフォルダ内に転送してやります。


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    Androidの場合は、メーカーによってディレクトリ構造(フォルダの階層)が異なっている場合がありますので、ご注意ください。

    また、できればAndroid端末側にも、『Solid Explorer (ソリッド・エクスプローラー)』などのファイラーを導入しておくと、あとあと何かと役に立つと思います。


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    他にも、マイクロソフトのオフィス系データなど、iPhoneが苦手とするファイルなども、Androidなら扱いに優れているという利点があります。

    MacならiPhone一択などと決めつけてしまっては、もったいない。
    しかも、場合によってはAndroidの方が、iPhoneよりMacとの親和性も高いのです。

    最新機種に関して言えば、もはやAndroid端末はiPhoneと互角に勝負できます。
    ぜひ、MacとAndroidの組み合わせで、さらにレベルアップしたスマートフォン・ライフを送ってみてください。


    (田中 宏和)

     

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2013/03/column-mac-android.html
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