チームで仕事をするときに活躍してくれます。学生さんでも、学園祭の準備をするときなんかに、使えると思いますね。
管理職の人なら、一度使うと手放せなくなるんじゃないかと思います。中間管理職の筆者としても、上の人にも使ってみて欲しいアプリです。
本アプリ、元々はパソコンのブラウザ上で使う無料サービス『Asana (アサナ)』のスマホアプリ版なので、パソコン版を使ったことがない人には、やや取っ付きが悪いんですけど、慣れれば大丈夫です。
いきなりスマホで使っちゃおうという人にも分かりやすく解説してみますので、ゼヒこの便利さを体験してみてください。
個人的な「やることリスト」として使う
本来、トップページは一番左端の「Workspaces」なんですが、アプリを立ち上げた最初は、一番右端の「Tasks (やることリスト)」が開きます。
とりあえず、画面左上のアイコンをタップしていけば、トップページまで戻れますので、まずはトップページへ行ってみましょう。
上の図のような、3ペインのインターフェイス(操作画面)だということが分かれば、「よー分からん」なんてブツブツ言わずに済むと思います。
1. トップページで、個人的なプロジェクトか、チームのプロジェクトかを選択。新しいプロジェクトに招待されたら、プロジェクトが増えます。2. プロジェクトページでは、さらに細分化した各々のプロジェクトを増やしたり、作ったプロジェクトを選択したりできます。
「通知受信箱」には、各種通知が届きます。3. 選択したプロジェクトごとの「やることリスト」の画面です。
プロジェクトチーム管理に興味がないなら、最初に開く「やることリスト」の画面だけを使うという、割り切った使い方もアリでしょう。
チームのタスク管理ツールとして使う
さあ、基本のインターフェイスが分かれば、ここからが本アプリの本領発揮です。
チームのプロジェクトには、参加者(部下)を追加できますが、これはパソコンからしかできません。あらかじめ登録しておいてください。
あなたが管理職なら、このページに自分の部署が抱えているプロジェクトを登録しておきます。上の図では、「B社webページリニューアル」というプロジェクトが登録されていますね。
黄色に色をつけている「My Tasks」をタップすれば、各々のメンバーにとって、本人が担当する業務が出てくる仕組みです。管理職の場合は、先にプロジェクトでやるべき業務を登録し、それを誰に割り当てるかを決めておく必要があります。
先ほどの画面上で、「B社webページリニューアル」をタップすると、上の画面です。
「トップページのFLASHムービーコンセプト立案」は、自分のやるべきことでしたが、もうひとつ「B社社屋・従業員撮影」という項目があります。これが部下に割り当てた業務だったので、先ほどの「My Tasks」には項目が表示されていなかったわけです。
業務を部下に割り当てると、指名した部下の「通知受信箱」にその通知が届き、さらにその部下の「やることリスト」に業務名(今回の場合なら「B社社屋・従業員撮影」)が登録されます。
それを受けて、「通知受信箱」から部下が返信して来たのが、上の画像です。指示が伝わったことが分かりますので、あとは期限どおりに仕事してくれるのを待ちましょう。
口頭の指示だけじゃ、よく忘れられて困る。かといって、メールで業務の指示をしてもロクに読んでくれないとか、終わったかどうかの連絡があいまいだ、なんて悩みは管理職なら感じたことがあるでしょうけど、『Asana (アサナ)』は、もう少し効率的にやれる方法を提供してくれますよ。
部下としても、何をやれば良いのかが明確になるので、助かりますよね。
部署内が全員スマホを使っているなら、ぜひ試してみてください。
使用端末:HTC J ISW13HT
OS:4.0.4
バージョン:1.01
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発売元:Asana
更新日:2013.3.1
価格:無料
対応機種:Android2.2以上
(田中宏和)