リアル書店員さんオススメの本なら電子書籍で読んでも絶対にオモシロイはず!
先日発表された『2013年 本屋大賞』、全国の書店員が選んだ「いちばん! 売りたい本」を決める賞だけあっていつも多数の話題作がノミネートすることで知られていますね。
そこで今回は、本屋大賞受賞作品の取り扱い状況をもとにAmazon(Kindle)、Apple(iBookStore)そしてGooglePlayという3大電子書籍ストアの品揃えをバッチリ比較しちゃおうと思います。
まだ電子書籍を未体験の方もこの機会に1冊いかがですか?
大賞:『海賊とよばれた男』
百田尚樹(著) 講談社
20世紀の産業を興し、国を誤らせ、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは何者なのか――
Amazon Kindle版:× iBookStore:× GooglePlay:×
2位:『64』
横山秀夫(著) 文藝春秋
D県警史上最悪の重要未決事件「64」。この長官視察を巡り刑事部と警務部が敵対する。その理由とは? さらに衝撃の展開が
――
Amazon Kindle版:◯(1600円) iBookStore:× GooglePlay:×
3位:『楽園のカンヴァス』
原田マハ(著) 新潮社
それは真っ赤な贋作か、知られざる真作か?
傑作アートミステリー!
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Amazon Kindle版:◯(1280円) iBookStore:× GooglePlay:×
4位:『きみはいい子』
中脇初枝(著) ポプラ社
ある雨の日の夕方、ある同じ町を舞台に、誰かのたったひとことや、ほんの少しの思いやりが生むかもしれない光を描き出した連作短篇集。
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Amazon Kindle版:× iBookStore:× GooglePlay:×
5位:『ふくわらい』
西加奈子(著) 朝日新聞出版
人肉を食べたことで有名な編集者の鳴木戸定。感情を表さない彼女は、猪木に憧れるロートルレスラーや盲目の男性との付き合いを通じて、人との距離を少しずつ縮めていく。――
Amazon Kindle版:× iBookStore:× GooglePlay:×
6位:『晴天の迷いクジラ』
窪美澄(著) 新潮社
『ふがいない僕は空を見た』の感動から一年半。
ますます心に突き刺さる最新長編!
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Amazon Kindle版:◯(1200円) iBookStore:× GooglePlay:×
7位:『ソロモンの偽証』
宮部みゆき(著) 新潮社
さあ、命を懸けたゲームの始まりです―― その法廷は十四歳の死で始まり偽証で完結した。五年ぶりの現代ミステリー巨編!
――
Amazon Kindle版:× iBookStore:× GooglePlay:×
8位:『世界から猫が消えたなら』
川村元気(著) マガジンハウス
30歳郵便配達員。余命あとわずか。
陽気な悪魔が僕の周りにあるものと引き換えに1日の命を与える。
僕と猫と陽気な悪魔の摩訶不思議な7日間がはじまった――
Amazon Kindle版:◯(1400円) iBookStore:◯(1400円) GooglePlay:×
9位:『百年法』
山田宗樹(著) 角川書店
6発の原爆が投下され終戦を迎えた日本で、ある法律が制定された。通称「百年法」。新技術で不老を与えるかわりに、100年後に死ななければならないというが!?
【上巻】 Amazon Kindle版:◯(1796円) iBookStore:× GooglePlay:×
10位:『屍者の帝国』
伊藤計劃、円城塔(著) 河出書房新社
フランケンシュタインの技術が全世界に拡散した19世紀末、英国政府機関の密命を受け、秘密諜報員ワトソンの冒険がいま始まる。日本SF大賞作家×芥川賞作家が贈る超大作。
Amazon Kindle版:◯(1500円) iBookStore:× GooglePlay:×
11位:『光圀伝』
冲方丁(著) 角川書店
獣の宿命を背負った男―その名は光圀。
全く新しい"水戸黄門"像の誕生!
――
【電子特別版(上)】
Amazon Kindle版:◯(600円) iBookStore:◯(700円) GooglePlay:×
Amazon Kindle版:◯(700円) iBookStore:◯(800円) GooglePlay:×【電子特別版(下)】
Amazon Kindle版:◯(700円) iBookStore:◯(800円) GooglePlay:×
やはり本業がオンライン書店であるAmazonの強さは圧倒的ですね〜。
今回はあえてリアル書店員が選ぶランキングという電子書籍にとって不利な土俵での戦いをさせてみたこともあってあまりイイ数字ではないですが、比較した3ストアがランキング内で取り扱っていた数は全14冊中、以下の通り。
うわー、Googleガンバレ!
日本国内ではまだ電子書籍も黎明期ですし、今後どのように業界勢力図が塗り替えられていくかは全く未知数です。もしかしたらここで取り上げた以外のストアが一気に覇権を握るかもしれないだけに今後も目が離せませんね。
[本屋大賞]
(ワタナベダイスケ)