世界三大珍味と言えば、フォアグラ、キャビア、トリュフですが、日本各地にも珍味は沢山あります。
そんな日本全国の珍味の食べ方や調理法、食材についての知識などを写真つきでたっぷり堪能できるアプリが『日本珍味事典』です。
操作は至ってシンプルで、アプリをスタートさせ「東北地方」「関東地方」「近畿地方」「四国地方」など地域が分かれているので、任意の地方をタップしていき表示された各県の珍味をタップ・閲覧という流れです。
ためしに四国をタップすると、一覧表示された珍味の数が豊富! しかもその名称どれもが、「のれそれ」「ひゅうが飯」「いずみや」「てっぱい」、また中国・山陰地方には「オバイケ」等、私にとって耳に馴染みのないものばかり。
オバイケ...? オバちゃんが支配する池...? それとも、素直に、イケてるオバちゃんの略...? 美魔女という言葉もありますし...。
気になるのでタップしてみると、漢字では「尾羽毛」と表記するらしく、鯨の身と尾の間の肉部位のこと、だそう。熱い湯をかけ冷水にさらし、で、酢味噌につけて食べるとよい。とその珍味の名前の由来や調理法、おいしい食べ方などが詳細に書かれており読んでいるだけで楽しいです。
さらに「備考」では、透明な外見から「おばけ」とも呼ばれていると、ちょっとしたトリビアも。ヘエヘエヘエヘエと、ヘエボタンがあれば連打したくなってしまいました。
その他、タニシ料理(神奈川県)、くさや(伊豆諸島)、フジツボ(青森県)、河豚の卵巣の糖漬け(石川県)などなど、様々な興味津々な珍味が沢山あり、日本の食文化の多様性(キリッ)を十分に堪能することができました。
ところで、ヒトデ(熊本県)やフジツボ(青森県)など、複数の料理の味の形容として、「ウニのような」というのを少なからず見受けられました。
昔やってた「ウルルン滞在記」でも、世界各地で珍味を食べた芸能人の感想で「ウニっぽい」と述べているのをたまに見かけましたが、結構ウニのような味がする珍味ってあるんですかね。筆者もウニは好物なので、日本各地旅行したら、色んな珍味を堪能したいと思いました。
ちなみにどうでもいいことですが、日本三大奇書は「ドグラ・マグラ(夢野久作)」「黒死館殺人事件(小栗虫太郎)」「虚無への供物(中井英夫)」です! このアプリの奇書版もあれば、筆者はヨダレを垂らして喜んでしまいます。
利用時間:1時間ほど
使用端末:IS12SH
OS:2.2、2.3
バージョン:1.5
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発売元:Mejiro Publications
更新日:2012/11/12
価格: 無料
対応機種:Android2.2以上
(斎藤栄孝)