英語圏では衝撃的な新技術なのかもしれないよ!
iPhone用に登場して「見なくても文字を打てるソフトウェア・キーボード」として一躍話題となった最新の入力システム『Fleksy - Happy Typing(以下 フレクシー)』がAndroidでもベータ版としてテストが開始されました。
この入力方式の画期的なポイントは、触れているキーのアルファベットを音声で読み上げてくれること、精度の高い予測変換をフリック操作だけで使いこなせること。
新しい操作性を追求した結果としてキーボードの見た目もシンプルになっていたり、目の不自由な人でも使いこなせるといったメリットのある期待の入力方式です。そのコンセプトと利用シーンについて、まずは以下の動画をご覧くださいね。
上の動画だけだとちょっとわかりにくいので、ここからは、フレクシーでの文字入力方法を少し解説しますね。
フレクシーではキーボードの正確な位置をタイピングする必要はありません。適当にタッチすれば今触れているキーを音声で教えてくれます。音声のガイドをもとに指をスライドさせていき、目的のキーで指を離せば入力です。
入力中に上下スワイプ操作で予測変換がかかり、単語を切り替えることができますし、左フリックでバックスペース。右フリックでスペースが入り、もう一度右フリックするとピリオドなどの句読点入力モードになります。
ただし、シフトや辞書登録など、操作の大半がフリック・スワイプ入力の組み合わせだったりと、あまり見た目に直感的な操作体系ではないので事前に操作法をしっかり把握しておく必要はありそうですし、正直なところ、現状のiTunesやGoogle Playでの操作説明はちょっと不十分かな、という印象。
しかし目の不自由な人にとってはキーボードの選択肢が増えることにもなりますし、動画のデモにもあったように習熟したユーザーならかなり高速に入力が可能になると思われます。
ちなみにAndroid版は現在ベータ・テスト版であり、インストールするにはフレクシーのGoogle+コミュニティに登録し、同ページの『Get Fleksy Beta (works only after you Join)』リンクから専用のGoogle Playページに入ってダウンロードする必要があります。
新しい文字入力をいち早く試してみたい未来派なユーザーは、自己責任ですが上の方法でインストールを試してみてください。
当然ながらまだ日本語には対応していないので、実用に耐えうるようになるのは、もうちょっと先のお話になりそうですね。
進化する文字入力の明日はどっちだ?:
使用端末:iPhone5
OS:6.1.4
バージョン:1.7.2(Android版は端末により異なる)
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発売元:Syntellia Inc.
更新日:2013年5月31日(Android版は6月2日)
価格:無料
対応機種:Android1.6以上/iOS 5.1 以降
(ワタナベダイスケ)