ゲームとはいえ、デジタル社会のありかたを考えさせられちゃいます。
ロサンゼルスで開催されているコンピューターゲーム見本市『E3』で、海外大手ゲームスタジオ『ユービーアイソフト』が大々的にトレイラー映像を公開した、プレイステーション4、ならびにXBOX ONEを含む家庭用機向けの最新ゲーム『Watch_Dogs』がヤバイ。E3会場でも発表時に大歓声が上がった注目タイトルなんです。
主人公がスマホを使って街中のあらゆる設備をハックしていくいささか過激なゲーム内容は、僕らスマホユーザーとしても間違いなく要チェック。
まずはE3で公開された同作の最新映像で、その激ヤバ度を体感してみてください!
18歳以上向けにレーティングされている作品だけに、暴力など過激な描写も多いものの、舞台となるコンピューターによって高度に情報化されたシカゴを見事なグラフィックで再現しています。
では、このゲームの内容で思わずドキッとさせられちゃう描写をいくつか紹介しましょう。
街中の情報に自由にアクセスできる主人公がヤバイ
片手に拳銃、もう一方の手にはスマホという主人公は、劇中のシカゴ全ての情報をまとめる『ctOS』にアクセスできる能力を持っています。街中の監視カメラ、電話から交通信号に至るまでをスマホでコントロールできちゃうトンデモない奴。
彼の手に掛かれば、すれ違う人々の個人情報なんて丸裸も同然。リアル世界では絶対に出会いたくない人ですね。
最近ちまたで騒がれている、アメリカ国家保安省(NSA)の盗聴システム『PRISM』を思い起こさせます。なにそれ怖い。
スマート家電もスマート自動車もハック! ハック!!
このゲームでは戦闘や逃走のシーンで、ありとあらゆる機器をハックしまくって利用します。
他人の建物でスプリンクラーを勝手に作動させたりするシーンは、スマート家電を推進するパナソニックあたりが真っ青になりそうな描写ですし、駐車中のクルマだってハックして逃走しちゃう。やろうと思えば、このドイツのハッカーのように飛行機だってジャックできそうな勢いです。
おまけに、追いつめられると街中を停電させるなんて必殺技まで...もう公安9課でも連れてこないと倒せないんじゃないかというレベル。
どうか、これがノンフィクションになる未来が訪れませんように...
悪党も捕まって一件落着というシーンのハズですが、なぜかメッセージを送るのにもド派手に電波ジャック。こうなっちゃうとドッチが悪者なのかわからなくなってきました...。
スマホでできることが急速に増えてきている現代、さすがにこのゲームのようなことは実現不可能かと思いつつ、なんでもネットワークに繋がる時代って便利な反面ちょっと怖いなぁ...なんて思っちゃいますね。
ちなみにゲーム『Watch_Dogs』は北米・ヨーロッパでは2013年11月に発売予定。残念ながら日本での展開は未だ明らかになっていません。
どことなく中二病的な俺TUEEE感をそそられるタイトルだけに、日本でもリリースして欲しいなァ〜。
I'M WATCHING YOU...(ガクガクブルブル...):
Watch_Dogs | The Official Site [Ubisoft]
(ワタナベダイスケ)