電子版である「必然性」が、ここにはある。
電子音楽愛好家のバイブルとも言える、DTM(デスクトップ・ミュージック)専門誌『サウンド&レコーディング・マガジン』(通称サンレコ)が9月発売号から従来の紙の雑誌スタイルに加えてiPad版を並行販売することを発表した、とIT情報サイトINTERNET Watchが伝えてくれています。
記事によれば現在開催中の「第20回東京国際ブックフェア」にて、出版元のリットーミュージックがiPad版のサンプルを出展しており、紙媒体では実現できないインタラクティブな機能を盛り込んだ内容となっているとのこと。
リットーミュージック、雑誌「サンレコ」のiPad版を発行、9月より紙と同時に -INTERNET Watch http://t.co/0htzrN0gOt @internet_watchさんから
— リットーミュージック最新情報 (@RittorMusicNews) July 5, 2013
今までは紙面と連動したデータや音声を付録CDやネット配信で提供していましたが、iPad版となれば画面タップですぐにサウンドを再生できるなど、利便性が劇的に向上することは間違いなし。
元の記事にも言及がありますが、電子楽器専門誌という性格上、読者層のデジタルへの親和性は非常に高いはず。これはまさに必然とも言える電子化とも捉えることができますよね。
この件についての詳細はINTERNET Watchの記事を一読いただくとして、発表のあった今回の「東京国際ブックフェア」では他にも出版社からの電子化に向けた取り組みや姿勢が数多く聞かれたという声がアチコチから漏れ聞こえてきます。
いよいよ日本でもデジタル「ならでは」の特徴を備えた電子出版物が誕生する土壌ができあがってきた、ということかもしれません。
iOSは音楽関連アプリや周辺機器がAndroidより遥か先を走ってる感:
リットーミュージック、雑誌「サンレコ」のiPad版を発行、9月より紙と同時に [INTERNET Watch]
(ワタナベダイスケ)