人工知能と恋をする時代は、すぐそこなのかも...?
さいきんでは、ソーシャルネットワークでターゲットを絞り出す、小児性犯罪者。そんな彼らを、おびき寄せるためのAI(人工知能)が、スペインで開発されたと、イギリスのニュースサイト「THE INDEPENDENT」が報じています。
そのAIの設定は、14歳のスクールガール。まだまだ、勉学中の身のため、打ち間違いやあいまいな語彙の使い方まで表現しているとのこと。
しかも、さいしょは親密なそぶりや意味ありげなそぶりを見せるくせに、個人情報を聞き出そうとすると、逆に会話対象のことを探ってくるんだとか。なんだか、そんなふうに大人ぶっているわりには、慎重なところがまたリアリティを感じさせますね。
すでに地元の警察も興味を示しているという、このシステム。開発した、スペインのデウスト大学のカルロス・ローデン博士は、以下のようなコメントを残しています。
「このボットが新しいのは、ゲームの理論を取り入れたところ。それがよりリアルな会話を維持させるのだ。時間を置いても議論を進めることができるし、スラングなどの表現を駆使して、"会話のリードを取る"ことすらできる。」
このボットは、すでに多言語化されており、Googleのチャットサービスなどでトライアルに入っているとのこと。ただ、まだ機能は限定されており、皮肉などの細かい機微を理解するまでには至っていないようです。
Twitterが流行り始めた頃は、ボットととめどない会話を繰り広げた人もいたようですが、それよりもずっと巧妙そうなこの人工知能。いまは犯罪捜査のおとりかもしれませんが、そのうち人型ロボットに搭載されたら、別の進化を遂げそうですね。
いずれにしても、ネット上とはいえ、見知らぬ人との接触は、極力気をつけなくてはいけない時代。男も女も気をつけたほうがよさげです。
Virtual Lolita poses as schoolgirl aged 14 to trap online paedophiles[THE INDEPENDENT via NAVERまとめ](photo by 足成)
(オサダシン)