ソニー独自OS搭載の噂は前々からありましたが...
東洋経済オンラインによるインタビューで、ソニー社長・平井一夫(ひらい かずお)さんはスマートフォンにプレイステーションOSを採用する可能性もあることを述べました。
アップルのiOSとグーグルのAndroidが2分するスマホOS市場。ここに唯一無二のゲーム資産を擁するソニーが割って入るとなると、先の読めない三国時代、いやゲーム市場でライバルのマイクロソフト製Windows Phoneを加えれば前人未到の四国時代に突入するのでしょうか。
平井さんのインタビューを詳しく読んでみましょう。
―ソニーならではの強みということではプレイステーションOSを採用し、プレイステーションのゲームをすべてできるようにするべきでは?
「プレイステーションOSはソニーの大切な資産。プレイステーションのOSを使うことで魅力的なプラスアルファを考えてもいいと考えている。今までとは違って、ソニー・コンピュータエンタテインメントも含めていろいろなことを検討している。現在はアンドロイドOSだけになっているが、それは市場の状況がそうなっているから。
市場の状況に応じて他のOSについても検討をしていく」
(インタビューのフル版はコチラからどうぞ)
あくまで記者からの質問に対する受け答えとはいえ、プレステOSは手持ちカードの一つと認識している平井さん。そのカードを切るのはいつの日になるのでしょうか。
平井さんのインタビュー前半部で、以下のようにも述べています。
「(同じソニー製品同士の共食い対抗手段として)アンドロイドOSの上でプレイステーションのゲームを楽しんでもらうようにする」
現実路線を重視する平井さんなら、まずアンドロイドOSで動作するプレステゲームを送り込む(移植、独自アプリ等)方が優先事項っぽさそう。そしてその上の選択肢として、プレステOSで自立も... ということになるのかな。
昨年エリクソン社との合併も解消し、今後のかじ取りに制限がなくなったソニー。これからも平井社長のソニー維新に注目していきたいですね。
(伊藤ハワイアン耕平)