より細かな顧客ニーズに対応っていうコトだとは思います。
国内3大キャリアの一角であるソフトバンクモバイルが、このところ相次いでスマホをリーズナブルに使えるサービスの提供を発表しました。それが、Androidスマホを低料金で使える『パケット専用低速プラン』と、iPhone本体を格安で購入できる『iPhone 4S 整備済製品』の2つ。
この記事では、これらの新サービスが既存のプランに比べてオトクなところと、そうでもないところをざっくりとまとめてみましたよ。
速度を抑え3,880円を実現「パケット専用低速プラン」
イイところ=ちょっとリーズナブルな料金
このプランは、常時最大128kbps※2の通信速度が利用できる新しい料金プランです。既存のソフトバンク『パケットし放題フラット』の4,410円と比較すると530円安いプランになります。
外出先ではメールやちょっとしたウェブ検索くらいしか通信を使わないというのであれば128kbpsというPHS並みの速度でも十分に使えそうな気がします。
悩みどころ=音声通話ができない?
ただし、ソフトバンクのプレスリリースには「データ通信のみが利用できる料金プラン」と明記されており、音声通話ができない模様。
ここを無料通話アプリなどを駆使するので問題ないとかそれ以外の方法で割り切って使える人以外にとっては悩ましい問題と言えるでしょう。
しかもデータ通信のみならば、市場には980円くらいで同様の速度が出せるSIMカードも売られています。
悩みどころ=PayPalリーダー同時購入で月1,750円になるけど
もうちょっと安く、という人は同時に発表された「パケット専用低速プランキャンペーン」にも目を通してみてはいかがでしょう。
こちらのキャンペーンは対象の商品(STREAM SoftBank 201HW端末 と PayPal Here専用カードリーダー)を同時購入すると、パケット専用低速プランを月額1,750円で利用できるようになるというもの。
ペイパルヒアというのはスマホでクレジットカード決済ができるようにする仕組みで、もし既に導入を検討していたという方(例えば個人商店でiPadをレジ代わりにしたい方)がいるのであればオトクですよね。
iPhoneの整備済製品って何者?
初期不良などで戻ってきた製品を直して出荷しているのでお手頃価格
アップル製品に詳しい人ならご存知の『整備済製品』、これは初期不良などで返品された製品を再整備しバッテリーと外装を新品交換したものです。
以前よりオンラインのアップルストアではMacなどの整備済製品が取り扱われていましたが、それをiPhoneに拡大しソフトバンクのオンラインショップで販売するようになったものです。
悩みどころ=iPhone 4Sのみ取り扱い
厳密な検査を経て出荷されているので品質面では問題ないものの、現在取り扱いがされているのは旧型機のiPhone 4Sのみ。
もちろんまだ十分なスペックと言えますが、現行iPhone5ですら製品ライフサイクルの末期にさしかかっているとされるタイミングだけに買い時なのかは悩みどころかもしれません。今は販売店によってはiPhone5もかなり安く入手できますもんね。
新料金プラン、整備済製品の販売ともに、ただリーズナブルだからと安易に飛びつくようなものではなくてキチンと熟知した上で割り切って使う人にこそメリットを引き出せるサービスと言えそう。
特に携帯電話サービスにおいて料金の複雑さや2年、3年縛りといった部分はなかなか難しいモノ。これに限らずじっくり腰を据えて検討するようにしたいものです。
スマホ節約術...僕も本気で取り組もうかしら:
「パケット専用低速プランキャンペーン」を開始 [ソフトバンクモバイル株式会社]
iPhone 製品一覧> iPhone 4S 整備済製品 [ソフトバンク オンラインショップ]
ペイパル(pic)
(ワタナベダイスケ)