この使い方に慣れちゃったら、もう普通の電卓なんて使ってられませんね。
ヒューレット・パッカード社製に代表されるタイプの関数電卓を使ったことがある人なら、つまりアレだと思ってもらえればいいんですけど、「関数電卓なにそれ」って人でも、大丈夫。
本アプリ『Stacky(スタッキー)』は、カッコが付くような計算をしたいときに、便利に使える電卓です。
例えば、飲み会の割り勘をするときなんかに、活躍してくれますよ。
男子が5人、女子が4人の飲み会で、全部で5万5千円かかったとしましょう。女子は男子の3割引程度の負担にしようとする場合、計算式を立てると、こんな感じでしょうか。
55000円/(5人+4人x70%)=約7000円
次に、女子一人当たりの金額を計算。
(55000円ー7000円x5人)/4人=5000円
例示の計算を普通の電卓でしようとすると、ちょっと面倒ですよね。
最初の式では、まずカッコの中を先に計算した後、出て来た「7.8」という数字を一度頭で覚えておいて、55000/7.8という計算式を入力しないといけない。
酔ってると、この「7.8」を覚えるというのが、もはやムリ目なわけですよ。
演算記号は最後に入力
では、本アプリならどう便利かというのを解説しますが、その前に入力の順番が一般の電卓と違う点を説明しておきます。
5+7を計算したい時には、以下のような順番で入力しなければいけません。
最初の数字「5」を入力したら、エンターキーを押して確定しておく。そして、次の数字「7」を入力してから、させたい計算である「+」を入力。つまり、演算記号は最後に入力するわけです。
なぜ、演算記号を最後に入力する方が便利かというと、先ほどの例題を解く過程を見ていただければ、一目瞭然。
左上の図
まず、大元の数字「55000」を入力しておいて、エンターキーで確定しておく。
そのまま置いておいて、次にカッコの中の計算に取りかかります。
男子の数「5」を入力してエンターキー。ここで「55000」の下に「5」が表示された状態となります。
引き続いて、女子の数「4」を入力してエンターキーで確定した後、乗数である「0.7」を入力。
ここまでが、左上の図です。
右上の図
ここで、下から2つの数字「4」と「0.7」を演算します。「x」キーで演算すれば、右上の図。
下の段の2つの図
あとは「+」「/」と、図のように演算を進めていただければ、男子一人当たりの負担分が計算できます。
女子の方の金額は、ぜひ皆さんで練習題としてやってみてください。
最初は、慣れるまで入力の順番に戸惑うと思いますが、一度コツをつかむと、普通の電卓は面倒で使う気にならなくなりますよ。
単純に、たくさんの数字を足し算するような時でも、必要な数字をどんどん入力しておいてから、最後に「+」キー連打で計算できます。
これだと、入力した数字が間違ってないかどうかを、演算の前に確認しておくことができるので、検算の手間が省けるんですね。
まずは、ちょっと使ってみてください。ちょっとした計算でも、普通の電卓使わなくなってしまうと思います。
テンキー入力パネルをフリックすることで、関数電卓としての機能も使えるようになっているので、本格的に使い倒したい向きにも満足してもらえると思いますよ。
割り勘や複雑な計算をササッと片付けつつ、デキる方の理系アピールしちゃって、合コンでもモテちゃってくださいね!
使用端末:iPod touch (第4世代)
OS:6.1.3
バージョン:1.3
--------
発売元:Towama
更新日:2013.6.13
価格:85円
対応機種:iOS 4.3 以上
(田中宏和)