「誕生していたら」...つまりはそういうことです。
画像の超クールな見た目のスマホ、その名も「Ubuntu Edge(ウブントゥ エッジ)」。海外の投資サイト「indiegogo」で発表され...そして、予定していた投資額を集められず開発中止となったスマホです。
「F1のような究極のスマホ」を目指して計画され、アモルファス金属製のボディ、ダイヤの次に硬いサファイアガラス、シリコン電極のバッテリーなど、まだ量産品には採用されていない高級マテリアルをふんだんに使っています。
性能も文字通りパソコン級で、大型ディスプレイやキーボードを接続すれば、完全なパソコンになるというパワフルさ。シビれるね!
予定されていたスペックは以下のとおり。
・CPU:手に入るうち、もっとも高速なプロセッサー
・メモリ:4GB以上
・ストレージ:128GB
・OS:Android/Ubuntu(スマホ版/パソコン版)の切り替え式
防水じゃない、ディスプレイがフルHDじゃない、と気になる点はありますが、まさにパソコンに匹敵するレベルですね。
とくに、メモリ4GBというのは驚き。いまフラグシップとされるスマホでも2GBくらいです。CPUの詳細がよくわかりませんが、メモリサイズから推測するに、今のスマホ用CPUでは見ない64ビットCPUを予定していたのかもしれません。
よほど高額だったのか...? とも思ったのですが、予定価格では695ドル(約7万円)と、そんなにムチャな値段でもなかった様子。Ubuntu OSを使いこなそうとする人が、そこまで多くなかったってことなんですかね。
残念ながら企画は中止となりましたが、発案者のマーク・シャトルワースさんはUbuntuスマホをまだ諦めていない様子。いくつかの大手メーカーと、新しいスマホを作るべく交渉しているそうです。
Ubuntu Edge[indiegogo via Engagdet日本版]
・けいおんではなく「Keon」です。Firefoxスマホが初公開
・世界で7個しか製造されなかった ソニー製ウィンドウズ フォン
・日本じゃ絶対出ない、バッテリーが1週間もつスマホ。