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「iPad Air」を買ってわかった、Airとmini レティナの購入基準【実機レビュー】
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「iPad Air」を買ってわかった、Airとmini レティナの購入基準【実機レビュー】

2013-11-05 13:00
    131105_iPad_Air_review_title.jpgiPadは初代、iPad2、新しいiPad(第三世代)と購入し、第四世代としてはminiを購入し、使ってきました。そしてこのたび、五代目としてmini Retinaディスプレイモデル(以下、mini Retinaと書きます)をやめてiPad Air(以下、Airと書きます)を購入しました。

    そう、発売日である2013年11月1日に、アップルストア渋谷店の行列に並んで買ってまいりましたよ。シルバーの128GB。現時点で四日近く使ってみましたので、その感想と、Airとmini Retinaのどちらを買おうか迷っている皆様への使い方別の購入基準をお届けしたいと思います。


    そもそもの購入理由


    131105_iPad_Air_review_01.jpg

    iPadの新製品は何かしら購入していたから、というのが一つ。
    フルセグも見られるAndroidタブレットのAQUOS Padを所有しているため、7インチをかぶらせたくなかったのが一つ。
    9.7インチ液晶でありながら。469グラムという軽量化のiPadを触ってみたかったから、というのが一つ。

    こんなところです。PDFのドキュメントや電子書籍・漫画を読んだり、映像を見たり、ブログを書いたりというのが、iPadで主に行っている作業です。今は、ブログを書く以外の、読書や映像鑑賞はAQUOS Padでも行っています。

    あとは打算的ですが、もしAirに納得がいかなくてmini Retinaに買い替えたとしても、中古販売時に値段が落ちないでしょうから実損が少ないという打算もありました。まず買ってしまえ、みたいな。


    スタイリッシュに、薄くなった


    左右の額部分がスマートになり、厚さがiPhone5sなどと同じくらいになったこともあり、Airは大変にスタイリッシュです。片手でつまんでみたところ、すっと持てたのにはびっくりしました。第三世代と比べたとき、Airのスッキリと第三世代のずっしりは全然別物です。第四世代も第三世代とほとんど同じですから、同様にびっくりすることでしょうね。

    ただし...
     

     

    軽い! だが重い!


    131105_iPad_Air_review_02.jpg

    Air、確かに軽くなりました。第三世代と持ち比べてみると、この軽量化はただ事ではありません。まさに空気(Air)のように軽くなったと言っても過言ではないでしょう。今までminiではないiPadを使っていた方は、Airをひとたび持つと、その軽さに驚愕してしまうのではないでしょうか。

    でも...でもですよ。Airの前にminiを持っている人だとどうか。

    ・200グラム近い重量増
    ・サイズが大きくなることによる重心の偏り

    から、片手で持った時の手首の負担は結構大きくなります。


    131105_iPad_Air_review_03.jpg
    とりわけ2の影響が大きいようで、

    「うわあ、めっちゃ重くなった...」

    これが今回の私の感想です。9.7インチのiPadからの切り替えの方は、とても軽く感じると思います。反対に、miniを使っていた方は、純粋な重さ自体と重心の問題で、とくに片手で持った時のずっしり感が強く感じられることでしょう。
     

    以上のような前提条件を踏まえながら、miniからAirへ乗りかえた結果の良かった点とイマイチな点を書きだしてみましょう。


    miniからAirにして良かったと思う部分


    131105_iPad_Air_review_04.jpg
    1. PDFの読みやすさ、電子書籍の読みやすさが格段に良くなった
    2. Safariの視認性・操作性が幸せ
    3. ゲームなどの重いアプリが快適に動く
    4. 厚さが一緒なので、片手で持った感覚が同じ

    まあただ、1と2はminiがRetinaディスプレイではなかったから、というのがありますね。9.7インチの液晶ですと、本体を横にして電子書籍を見開きの形にしても十分快適に読書ができます。11月中に出るといわれているiPad mini Retinaモデルでは1,2の点については主に克服されているのではないかと思いますが、見開き状態の読書のしやすさは、Airに軍配が上がるでしょうね。
    また3も、mini Retinaでは克服されているところだと思います。


    131105_iPad_Air_review_05.jpg
    CPUが良くなったこと、画面が広く、そして大きいことから、Safariの視認性となめらかな動きは最高です。Webブラウジングをよくする方は、Airのメリットは大きいと思いますよ。


    miniからAirにして残念と思う部分

    1. 軽量化に期待したが、miniで行っていた、電車の中で片手で電子書籍を読むような行為は無理(まだまだ重い)
    2. 本体サイズが大きい分重心に偏りが出てしまい、片手で持ったときの手首の疲れは結構大きい

    Airをちょっと持っただけですと、

    おお、軽い! これなら片手で行けるっ!

    ってなってしまうんですよね。でも実際持ち続けてみたらそうでもないなあと思いました。電車で立っているシーンで、片手でつり革を、もう片手でiPadを、みたいなのは無理そうです。
    支えがない状態で片手で持って何かをし続けるのは、正直結構つらいです。


    まだ購入していない人にアドバイス


    これまでiPad miniや7インチを使っていた人でAirの軽さを期待しているのであれば、それはminiのRetina版を待った方が良いと思いますよ。miniからの比較では、Airは確実に重量感があります。

    miniでないiPadや10インチ級のタブレットを使っていた人は、Airの軽さをありがたく受け入れることができるでしょう。

    タブレットを初めて買われる方は、使い分け次第でどちらを購入するか検討してみたらいかがでしょうか。次の判断を考えてみてください。

    1. 電車などで片手で持ち、もう片手でゲームのプレイや電子書籍のページめくりをしたい方はmini Retinaを待った方が良い
    2. リビング・家庭内・オフィスで、机や伸ばした脚、スタンドで本体を支えながら使う環境を想定しているならAirも良いかも
    3. ペン入力のアプリ、細かい文字や写真を等倍で見るなど、大画面の方が都合が良い作業をしたい場合はAirを使うと良いかも

    こんな使い分けで購入製品を考えてみたらよいかなと思いました。ご参考になれば!

     
    (奥野大児)

     

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2013/11/ipad-airipad-airipad-mini-retina.html
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