皆さん、「京セラ」という会社をご存知でしょうか。おそらく、「知っている」という方が多数派かと思いますが、知らないという方も少しいらっしゃるかと思います。特に、若い方はあまりご存じないかもしれませんね。
京セラは京都府京都市伏見区に本社を置くメーカーで、携帯電話・スマートフォンの開発もしています(詳細はWikipediaにて)。と言っても、ソニー・シャープ・富士通のスマホは知っていても、京セラのスマホはよく知らないという方もいる...かも?
京セラ自体は大企業なのですが、スマホ業界においてはちょっと地味です。「京セラが作っているスマホのブランド名は?」と聞かれて、すぐ答えられる方はなかなかの通と言えましょう。
ちなみに正解は、「DIGNO」(ディグノ)です。
そんな携帯業界ではちょっと地味な京セラなのですが、ここ最近あまりにもいぶし銀な技を発揮しまくっていると(筆者の中で)話題になっています。
というわけで、ここ最近の京セラの活躍を振り返ってみましょう。
全米で人気
現在アメリカで一番スマホのシェアを獲得している日本企業は、実は京セラです。
この表は、現在のアメリカのスマホのシェアを表したもの。7位に京セラが入っていますね。他に日本のメーカーは見当たりません。
こちらの記事で更に詳しくご紹介していますので、興味があればご覧ください。
さらに、IT・エレクトロニクスの展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2013」で、京セラの耐衝撃スマホ『トルク』が米国人ジャーナリストから賞を獲得しました。
塩水にすら耐えられるという、鉄壁ぶりが高い評価を得たとのことです。詳細は、こちらの記事にてどうぞ。
そう、京セラは、今アメリカで最も売れている日本のスマホメーカーなのです。意外な感じですが、この意外性が「京セラ」なのでしょう。
ガラケー
そして京セラといえば、ガラケーです。京セラは、今でも精力的に新しいガラケーを作り続けています。
最近発売・発表された京セラのガラケーを見て行きましょう。
スマホ級のCPU搭載『マーベラ』
『マーベラ(MARVERA)KYY08』は、au2013年冬モデルとして12月発売予定のガラケー。最新のスマホに使われているCPU『SnapDragon』(スナップドラゴン)を搭載した、ハイスペックモデルです。
この機種の詳細は、こちらからどうぞ。
パカパカしない『リベリオ2』
『リベリオ2(LIBERIO 2)WX11K』は、折りたたみ式じゃない、ストレートタイプのガラケー。この形を求めている人は、今でもいるはず。
この機種の詳細は、こちらからどうぞ。
テザリングできるガラケー『WX12K』
『WX12K』は、なんとテザリング可能なガラケー。使い方次第では、いろいろなことができそうです。
この機種の詳細は、こちらからどうぞ(『リベリオ2』と同記事です)。
守護神『グラティーナ』
『グラティーナ(GRATINA) KYY06』は、シンプルな折りたたみガラケー。auより発売中の機種です。
この機種の詳細は、こちらからどうぞ。
この『グラティーナ』、本当にシンプルで強い特徴のない機種です。しかし、筆者は本機種を「守護神」と呼んでいます。
というのも、過去に携帯売れ筋ランキングTOP10が全部「iPhone」になりかけた時、1つだけTOP10に食い込んだのがこの「グラティーナ」だったのです。
詳細はこちらの記事を読んでいただきたいのですが、これはもう京セラの奇跡ですね。アメリカからやって来た「iPhone」の猛攻を、一人でスーパーナイスセーブしたのです。まさに携帯界のオリバー・カーン。守護神です。(京セラはサッカーチーム・京都サンガのスポンサーなのでサッカー繋がりです)
ただ、今週とうとうランキング全部「iPhone」になっちゃいましたが(くわしくはこちら)。
この通り、とにかく渋い活躍の多い京セラ。華々しさはなくても、皆が本当に「求めているもの」を作るこの姿勢はかっこいいですね。
今後も、意外性のある製品で盛り上げ続けて欲しいところです。
Pic1[Wikipedia]
(コンタケ)