メーカー製には珍しい、通信キラー系(※参照)バッテリー節約アプリがELECOM(エレコム)から登場してきましたよ。
ある程度スマホの使用感を損なうこともあるんですが、それを押しても、その節電効果は絶大という「通信キラー系」節電アプリですから、その効果に期待しつつ、喜び勇んで本アプリ『ELECOM バッテリーセーバー』のロードテストを敢行してみましたよ。
以前紹介した「iBattery」と、使い勝手は同じだと思ってもらっていいです。
難しいこととか、面倒くさいのはイヤという方は、「節電ON」になっていることを確認してアプリを閉じれば、あとは何もしなくても大丈夫です。
ただし本アプリ、さすが有名メーカー製だけあって、珍しい機能が搭載されていますよ。
まず左側の画像のように、バッテリー残量やCPU利用率・機能の利用状況などがグラフ化されるので、自分の利用状況を確認することができます。
そして、このデータを確認しつつ、右側の画面で、自分専用のプロファイルをカスタマイズすることができるようになっています。
元祖通信キラー系「Juice Defender」や、和製通信キラー系の雄「iBattery」などと同様に、スリープ時の通信間隔を設定することもできますよ。
「スリープ中」項目の設定画面内、一番下にあります。
上の画像は、初めて通信キラー系を使う方のための、筆者のオススメ設定です。比較的緩めの設定なので、節電効果は感じにくいかも知れませんが、標準設定でイマイチだと感じた方は、試してみてください。
「データの受信頻度は、こんなに高くなくていいな」とか、「写真などの同期を頻繁に行うので、一度に許可するデータ量のしきい値は、大きめにしておきたいな」という場合には、少しずつ設定を変更してみましょう。
本アプリ、1ヶ月間は体験期間があるので、広告は表示されますが、フル機能を利用することができます。期間終了後は、月額課金(99円/税抜)しないと、機能が制限されてしまいますので、その点は要注意です。
今回紹介しきれていない設定項目もあるので、是非試してみてくださいね。
(※参照)
通信キラー系とは、スリープ時にインターネット接続を遮断することによって、スマホの勝手な通信をカットし、電池の浪費をおさえる節電方法のことです。
Gメールなどのプッシュメールを、スリープ中は、指定時間がくるまで受信しなくなる(ただし、iMode、ezwebなどのキャリアメールは、受信通知が届く)などの欠点はありますが、タスクキラー系節電アプリより、一般的に効果は高いです。
最近の端末は、電池の容量が大きくなったり、1日程度は電池が持つ機種も増えてきましたが、イザという時にタダの文鎮にならないように、特に電池容量の小さい機種をお使いの方は、利用価値が高いと思います。
使用端末:HTC J One HTL22
OS:4.2.2
バージョン:1.0.1
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発売元:ELECOM CO.,LTD.
更新日:2013.10.31
価格:無料(使用期間終了後は、月額99円)
対応機種:Android 2.3 以上
(田中宏和)