株式会社ディー・エヌ・エーが、人気漫画家の連載作品が無料で読めるスマホアプリ『マンガボックス』を発表しました。
週刊ペースの更新となり、毎週水曜日に更新開始の後、毎日3~5作品が更新されるというスタイル。創刊号からの掲載作品は28作品で、講談社や小学館など複数の出版社と提携していますよ。
これはすごい、人気作のスピンオフ作品が続々!
発表されている作品タイトルに、皆に愛されている人気作品の「スピンオフ」が多いのも魅力的。一部を紹介すると、
・高遠少年の事件簿(天樹征丸 さとうふみや)
・ビリオンドッグズ(金城宗幸 芹沢直樹)
・寸劇の巨人(諫山創 hounori)
・攻殻機動隊S.A.C.(衣谷遊)
・タチコマなヒビ(櫻井圭記 山本マサユキ)
・女に惚れさす名言集(地獄のミサワ)
etc...
金田一少年の事件簿、進撃の巨人、攻殻機動隊、そしてスピンオフではないですが地獄のミサワまで!
出版社、IT、そうそうたる面々が協業
IT企業であるDeNAと、出版大手の講談社や小学館との協業であることもビジネス面では話題になりそう。
今回のマンガボックスは出版社のバックアップも受けつつも、DeNA社内にも独自の編集部を設置。編集長には講談社や小学館との関わりが深い編集者・漫画原作者の『キバヤシ』こと樹林 伸 氏が就任しました。
無料アプリでグローバル展開が鍵
発表会で特に大きくとりあげられていたのが、無料で読めるということと、日本語版を翻訳したコンテンツを英語でも同時配信されるというグローバル展開。
英語版についての質疑応答で守安社長が発言したところによれば「翻訳の都合で若干のタイムラグはあるかもしれないが基本的には英語版も同時に配信される」とのこと。
今後は無料アプリを軸として掲載作品を単行本化して、DeNAなどが持つ様々なチャネルを通じて販売していく事業モデルが展開されるとのことで、事業的にも注目されていくと予想されます。
(Vine動画:モノマネタレントの福田 彩乃さんと樹林編集長によるデモの様子)
なお『マンガボックス』アプリはすでに本日よりAndroidおよびiPhone向けにリリースが開始されています(iOS版はコチラ/Android版はコチラ)。
TABROIDでも後ほどアプリレビューを掲載しますのでお楽しみに!
(ワタナベダイスケ)