スウェーデンにある指紋認証機器メーカーFingerprint Cards(フィンガープリント カード)社は、来年以降、指紋認証機能を持ったアンドロイドスマホが増えると語りました。ロイターが報じています。
フィンガープリントカード社は、すでに富士通や韓国のパンテックといった企業と契約を結びました。これらのメーカーから、2014年中に指紋認証機能を持ったスマホが発売されるとのことです。
また、サムスンとの契約にも取り組んでいると語っています。いずれは、さらに多くのメーカーのスマホに、指紋認証機能が組み込まれるかもしれません。
指紋認証といえば
スマホの指紋認証機能が注目を浴びている理由の多くは、やはり『iPhone 5s』の存在が大きいでしょう。今回から指紋認証機能が搭載され、話題になりましたね。
アプリもそうですが、「iOSの新機能はすぐアンドロイドに移植される」もの。数年前から、繰り返されているように思います。(富士通は昔から指紋認証センサーをつけていますけどね)
逆もまた
しかし、これはiOSサイドも同じです。「iOS7」の新機能には、「アンドロイドっぽい」ものがいくつかありました(詳しくはこちら)
いつ頃からか、両OS「いいとこ取り」のやり合いが始まっていました。先に始めたのは後発のアンドロイドでしたが、今では両社共相手の動向をうかがっているように見えます。
行き着く先は
さて、もしこのまま両社が相手の「いいとこ取り」を続けていったら、最終的にどうなっていくのでしょうか。
現状でも、もう両OSの「できること」には、大きな差はなくなってきつつあります。もちろん、使い心地などには違いありますが、「どちらかでしかできないこと」はそう多くありません。
行き着く先は、「同じようなスマホ」となってしまうのでしょうか。
もちろん、「iOS」はアップルのみで、「アンドロイド」は多数のメーカーからリリースされるという差は今後も変わらないでしょう。しかし、結局どちらを買っても同じ、というような事態には、ならないで欲しいですね。
Fingerprint sees touch ID going mainstream for smartphones[ロイター via ガジェット速報]
(コンタケ)