iPhone、iPadといったiOS端末にとって、2013年は基本ソフト(OS)が『iOS7』に切り替わった年でもありました。
見た目がフラットデザインになり多くの新機能が追加された一方で、以前のバージョンにはなかったセキュリティ上の注意点が生じたりもしましたね。そこで2013年に紹介したiOS7のセキュリティ強化テクをまとめてみましたので、ぜひこのタイミングでご自身のセキュリティ対策を見直してみてください。
「パスワードと自動入力」問題への対処法
2013年の後半登場したiOS7では、標準ブラウザのSafariに『パスワードと自動入力』が追加され、気をつけていないとSafariに記憶されたID、パスワード、クレジットカード番号が見えてしまうという問題が話題になりました。
この問題への対処法:
1. 4ケタの数字による『パスコード』を適切に設定する
2. 「ユーザー名とパスワード」「クレジットカード」の保存をオフにする
これらのやり方については、記事『パスワードもクレカ情報も丸見えじゃん! iOS7はパスコード設定を強く推奨します!』に詳しく書いてありますので、参考にしてください。
逆に毎回のパスコード入力が煩わしいと感じている方に向けて『iOS7起動時のパスコードをオフにする方法と再設定法、教えます!』という記事も用意してありますが、こちらはセキュリティの観点では危険を伴うため、くれぐれも自己責任で。
ロック画面をガッチリ鉄壁化
iOS7の新機能で、ロック画面から直接カメラや通知センターにアクセスできるようになりました。しかしこれを悪用すれば第三者がiPhoneからカレンダーの予定を覗いたり、設定の変更ができてしまったりします。
そこで知っておいてもらいたいのが、ロック画面を鉄壁化するための設定項目。下の記事には、画面ロック時に「コントロールセンター」「通知センター」「Siri」へのアクセスができないようにする方法を掲載してありますよ。
また、iPhone5sのユーザーなら気になるであろう、『iPhone 5sの指紋認証センサー「Touch ID」をカッチリ作動させるコツ』についても記事がありますのでご一読ください。
どこで何が起きるかわからないのがセキュリティの怖いところ。しかし適切な設定さえしておけば防げるトラブルも少なくありません。この機会にお手元の端末も設定を見直してみてくださいね。
(ワタナベダイスケ)