レンズカメラやハイレゾ・高級ウォークマン等、このところ「攻め」の商品開発姿勢をビンビン感じる我らがソニー。また新たなる尖ったスマート・デバイスを世に送り出してくれることになりました。それがテニスのショットを即時分析し、スマホで表示してくれる『スマート・テニス・センサー』です。
今年始めにラスベガスのエレクトロニクスショー『CES2014』に出展されていたのを覚えている方もいるかもしれませんね。
あ、今「こんなニッチな製品、よく商品化できたなぁ...」とか思っちゃったキミ! ダメダメダメ! スポーツも製品開発もあきらめたらダメなんだ。
というわけで、この新製品の特徴をアツく紹介していきましょう。
センサーと音響技術でショットを分析
まず、スマート・テニス・センサーは対応するテニスラケットのグリップエンドに装着して、スマホとブルートゥースで連動させます。
フォア/バックハンドといったスイングの種類、ラケットがどの位置でボールを捉えたか、スイングや打球の速度、さらにボールの回転といったデータをリアルタイムに計測し、スマホ上のアプリへと送信。
スイングの向きや速度はモーションセンサーで測れそうだけど、ボールを捉えた位置や回転まで測定できるのは不思議ですよね。どうやら新規開発された振動解析技術を使っているそうで、オーディオ開発で培った音響技術が応用されているのだそう。
第三者撮影の映像とショット分析データを同期できる
専用アプリのカメラ機能では、観戦者に動画を撮影してもらうことで「映像と分析データの同期」が可能。後からショットのクセをチェックするのに有効な機能ですよね。これはえいぞう(映像だけに)!
ちなみに、このアプリはAndroid 4.1以降およびiOS6.1以降に対応するとのこと。またスマートテニスセンサー本体にも約12,000球のデータを保存可能なメモリが搭載されています。
見れば見るほど新技術が詰まっていて、最近のソニーらしさを存分に感じさせてくれる製品ですね。
正式な製品名は『Smart Tennis Sensor(スマートテニスセンサー)SSE-TN1』として2014年5月下旬より全国のスポーツ用品店およびテニス用品店で発売予定。価格は18,000円前後とのことですので、スマ充なテニスプレイヤーの皆さんは発売までにお小遣いを貯めて、もっと熱くプレイするんだ!
テニスショットを即時分析、見て・楽しみ・上達にもつなげられる Smart Tennis Sensor [Sony Japan]
(ワタナベダイスケ)