本アプリで頑張ったら、写真に差が出ますよ!そこそこ手間はかかりますけどね。
『Portrait Lens(ポートレイト・レンズ)』は、一眼レフで撮ったように、写真に奥行きを持たせることができるアプリです。
実は他にも機能があるんですが、その他の加工に関しては、以前紹介した『スナップシード』の方が優れていると思いますので、今回は奥行きの加工についてのみレビューしてみたいと思います。
ちなみに、最初にアプリを開いたらチュートリアルが始まるんですが、英語が苦手な方は適当にタップしながら進めていって、チュートリアルを終わらせておいてください。
まず最初に「PHOTOタブ」で、新たに撮影するか、保存してある写真を開くかしてください。
ところで今回使った写真は、15年ほど前に筆者がまだ若かりし頃、愛車をサーキットに持ち込んで走らせた時のものです。
当時まだデジカメはなく、レンズ付きフィルムで撮られた写真なので、奥行きのないノペっとした感じが見本としては最適でしょう。
写真を選んだら「MASKタブ」をタップして、被写体と背景とに塗り分けする作業に入ります。
左の「被写体ボタン」をタップしたら、被写体を範囲指定するモードになりますので、左上に出てくる拡大鏡を参考にザックリと塗ってください。
右の「背景ボタン」は、被写体以外の部分を塗るためにあります。
きれいに塗りつぶせてなくても、一旦真ん中のチェックボタンをタップしてアプリに自動判別させれば、大まかな塗り分けが出来てきます。
細かい部分は、ダブルタップ、もしくはピンチズーム操作で、拡大表示させることができますので、根気よく作業を進めていきましょう。
コツとしては、背景部分がホンのわずか被写体部分にカブってる状態にしておくと、仕上りがキレイに見えます。
塗り分けが終わったら、「EFFECTSタブ」で、画質の調整をします。
写真の奥行き度合いを選択したり、背景を白黒にしたりして、印象の良い写真に仕上げれば完成です。
下側にある「保存ボタン」か「共有ボタン」を使って、画像を保存しましょう。
加工後の方が、黒い車が際立って見えるのがお分かりでしょうか。
パソコンで使うような本格的な画像編集アプリのようにはいきませんが、充分コダワリの写真を作ることができますよ。
普通の写真にひと味加えたい時に、ぜひ活用してほしいと思います。
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発売元:Websiteam / 更新日:2014.1.9 / 価格:無料 / 対応機種:Android 2.3 以上
(田中宏和)