画像の加工ソフトで有名なアドビの「フォトショップ(Photoshop)」。スマホ向けにも、無料の簡易版『フォトショップ・エクスプレス(Adobe Photoshop Express)』がリリースされています。もちろん用途を絞った簡易版なので、できることは限られています。
でもそこを割り切れば、本家ゆずりの画像処理パワーの一端をスマホでも手軽に扱えますよ。
ここでは代表的な3つの機能であるフィルターや色の補正、写真のトリミングについてわかりやすくご紹介していきましょう。
(1)特殊効果のフィルターをかけてみよう
画像を加工したことが見た目にハッキリとわかりやすいのが『外観』(フィルター)です。スマホでもインスタグラム等で一般的になりましたね。古い写真風にしたり、ネガポジ反転をしたりと雰囲気ある画像を瞬時に作れる便利機能です。
フォトショップ・エクスプレスでも画面下部の外観フィルターリストから選ぶだけで、簡単にフィルターをかけることができます。
(2)明るさや色調を補正してみよう
暗い場所で撮った写真を明るくしたり、明暗の差(コントラスト)を鮮明にしたりとお役立ち場面が多い『色調補正』。自然な色味のままで細かい調整をしたい際には、フィルターよりもコチラを使います。
明るい部分や暗い部分を指定して階調を調整したり、色温度や色合い(赤っぽく、青っぽくetc...)の微調整ができますよ。自信がなければ『自動』でもそれらしい調整をしてくれます。
ちなみに上の画像はiPhone版。Androidと違って、執筆時点では日本語化されていなかったのがちょっと残念。
自動で赤目を修正してくれるモードもありますよ。
(3)切り抜いたり角度を調整してみよう
写真の曲がり(角度)を修正したり、余分な背景を切り取る(トリミング)のは二本指のピンチ操作でラクラクです。
向きの回転・反転もワンタッチでできて、使い勝手が良いですね。
また、トリミングする際に縦横の比率を制限できるのも地味ながら便利な機能。『1×1』で正方形に固定しておけば、TwitterやFacebookのアイコン作りにも役立ちそう。
実際、PCなどで本家フォトショップを使っているユーザーにとっては、物足りなさを感じるかもしれません。しかしライトユーザーやスマホで軽く画像処理をしたい人には、この位でちょうどいいのかもしれません。
あと『アドビ』というブランド名に惹かれるという人もお試しあれ。
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発売元:Adobe Systems/更新日:2014年1月24日/価格:無料/対応機種:Android 4.0.3 以降/iOS 7.0 以降
(ワタナベダイスケ)