軽量圧縮ファイル「RAR」をAndroid端末上で作って、解凍できる『RAR for Android』
これは便利ですよ！
ちなみにトップ絵のフロッピーディスク写真は、RARファイルとは直接的な関係はございません...あくまでイメージです。
初心者のために解説しておくと、『RAR（ラー）』とは、複数のファイルや、サイズの大きいファイルなどを、軽い一つのファイルにするための圧縮ファイルのことです。
WindowsやMacをお使いの方だと、標準搭載されている「ZIP（ジップ）」という圧縮形式があるのをご存知だと思いますが、あれよりさらに軽いファイルを作ることができる、とても優れた圧縮形式のことですね。
最後に注意事項を追記してありますので、それを参照していただいた上で、ぜひ活用して欲しいと思います。
使い方は、「Yahoo!ファイルマネージャー」などのファイラーを使ったことがないと、ちょっと難しいかも知れません。
パソコンを使うようにフォルダ操作が必要となりますので、Yahoo!ファイルマネージャーの記事などを参考に、使い方を確認しておいてください。
ファイラー的使用方法が分かれば、後は目的のファイル（フォルダ）の右端にあるチェックボックスにチェックを入れて、圧縮、解凍のアイコンをタップすればOKです。
本アプリは、圧縮・解凍に特化したアプリですので、他の端末やパソコンにファイルを送りたいときなどには、別途ファイラーを利用する必要があります。
今回は、筆者が愛用している「ソリッド・エクスプローラー」を使ってみましょう。
筆者の「Dropbox」内にコピーしてみました。
これで、パソコンや他の端末にファイルを送ることができます。
ここで実は、「ソリッド・エクスプローラー」にはRARを解凍する機能が標準で備わっているんですが、本アプリでRAR圧縮したファイルを解凍しようとしてみても、上手くいきません。
本アプリは、元祖「RARLAB」によって作られたアプリであり、同様に「RARLAB」で作られたWindows版「WinRAR」などとは、問題なく双方向に圧縮・解凍できる互換性があります。
しかし筆者の試した限りにおいて、本アプリ（Android版）で作ったRARファイルは、他社製互換アプリでは解凍できませんでした。
（「ソリッド・エクスプローラー」に加え、iOS版「zip-rar tool」とMac版「The Unarchiver」にてテスト）
いずれのアプリも、Windows版「WinRAR」を使って圧縮したRARファイルは問題なく解凍できますので、Android版が抱える問題だと思われます。
つまり本アプリの圧縮機能は、現段階ではWindowsPC上か、『RAR for Android』を導入したAndroid端末上で解凍できる方にしか要を成さないので、この点は要注意となります。
ただし、おそらく本アプリを必要とする方の大半は、この条件でお使いのことと予想されるのが、救いということにはなるでしょうか。
使用端末：HTC J One HTL22
OS：4.2.2
バージョン：5.10.build11
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発売元：RARLAB
更新日：2014.3.8
価格：無料
対応機種：Android 4.0 以上
（田中宏和）