スマホとパソコンで使えるGoogle製Webブラウザ、『Chrome』(クローム)。最新のスマホでは、標準ブラウザとして採用されていることも多くなってきました。
『Chrome』には、パソコンとタブやブックマークが同期できたりといった、便利な機能が多数用意されています。そんな中に、便利だけどちょっと怖い機能があるのをご存知でしょうか。
その機能の名前は、『フォームの自動入力』といいます。
「面倒」を解決
『フォームの自動入力』機能とは、アカウント作成などをするときに、名前などを自動で入力してくれる機能のことです。公式ヘルプは、以下から。
例えば通販サイトのアマゾンのアカウントを作成するとき、名前や住所、クレジットカード番号などを入力しますよね。それらの情報を、自動で埋めてくれるということです。
フォームの入力は長くて面倒ですから、毎回手動入力しないで済むのはありがたいですよね。
大きな親切、小さな恐怖
しかし、これは考えてみれば、かなり怖いことです。自分の個人情報を、クレジットカード番号までGoogleに委ねているということですから。
もちろん、Googleが私達の個人情報を悪用するということは、まず無いとは思います。しかし、自分の重要な情報を、「Google」という看板への信用に任せているわけです。
このことに、抵抗を感じる人は少なくないでしょう。基本的にGoogleのことを強く信用している筆者でも、クレジットカード番号をChromeに保存するのは、最初少しためらいました。
それに、スマホを落としてしまったら、拾った人間にクレジットカード番号を知られてしまう可能性もあります。さまざまな意味で、「怖さ」を感じてしまいますよね。
使うも使わないもあなた次第
『フォームの自動入力』機能は、設定で使用する・しないを切り替えることができます。便利さを求めて使用するか、そこまでGoogleに任せずオフにするか。
どにらにするかは、あなた次第です。
(コンタケ)