ドラクエシリーズのスマホ移植、第3弾となる『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(以下「ドラクエ4」と略)がついにリリースされました。
「馬車」システムを取り入れ、総勢10人に及ぶ主人公パーティー、それぞれのキャラクターに思わず感情移入させる5章構成のストーリーなど多くの魅力を備えた本作。「もういちどプレイしたいけど1800円のスマホ版を買うほどのものかなぁ〜...?」と思っている人に向けて『スマホ版ドラクエ4』の良いところを3つ挙げると、
・スマホ片手持ちでの操作性が格段に向上している
・グラフィックが適度にキレイで見やすい
・最初のバージョンにあった「ドラクエ4らしさ」をキープ
といったところです。ファミコン版は1990年発売のこの作品、はたしてスマホでどのようによみがえったのでしょうか。
スマホ片手持ちでの操作性がよくなった
実は当初より、スマホ移植版ドラクエシリーズは操作性に難があると言われてきたのですが、前作『ドラクエ8』の大幅アップデートあたりでかなり操作性が改善されました。
『ドラクエ4』でも画面上のバーチャルスティック操作は継承。ユーザーの好みで左右・中央に配置をカスタマイズできたり、「宝箱を開く」「村人と話す」といったアクションもスティック中央を押すだけで可能です。かなり片手だけで遊べるように工夫がなされています。
グラフィックがキレイで見やすい
ファミコン当時とは違うリメイク版なので、視点も完全な2Dではなくなりグラフィックも一新されました。しかし昔の雰囲気を残したアレンジで思ったほどには違和感を感じません。
村や洞窟では、画面下部の「視点切り替え」部分をフリックすることで、スムーズに視点の向きを変更できます。
あまりグルグル回すと方角がわからなくなるデメリットもありますが、下部中央を一度タップすれば標準(北が上の状態)にすぐ戻りますよ。
さらに戦闘ではモンスターがアニメーションし、戦闘コマンドもタッチ画面で押しやすい形と大きさになっています。
「ドラクエ4らしさ」は変わらない
ここまでを見てみると、ファミコン版から変わった部分ばかりに目がいきがち。しかしストーリーは当然変わらず、旅に同行するキャラクターとの日常会話があったりと本質的な部分は1990年から変わらぬドラクエ4なのです。
そういえば、ドラクエ4でのゲームデータのセーブ...すなわち「冒険の書への記録」のやり方って皆さん覚えていますか?
...そう、教会で「おいのりをする」のがセーブのやり方ですよ!
ゴールデンウイーク、予定がなければ今年はドラクエ三昧...かな?
使用端末:iPhone5(OS:7.0.4 バージョン:1.0.0)
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発売元:SQUARE ENIX Co., Ltd./更新日:2014年4月17日/価格:1800円/対応機種:Android 2.3以降、iOS 7.0 以降
(ワタナベダイスケ)