以前お伝えいたしました詐欺セキュリティーアプリ『Virus Shield』(ウィルスシールド)について、Googleが購入者に謝罪と返金を実施したようです。海外のアンドロイド情報サイト、Android Policeが伝えています。
『ウィルスシールド』は、アンドロイド用の有料セキュリティーアプリ...に見せかけた、詐欺アプリです。実は内部で「何もしていない」ことが発覚し、Google Playからも削除されました。
本アプリに関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
Googleの対応
購入者としては腹立たしい出来事だったであろう本件でしたが、事態を重く見たGoogleが対応に乗り出しました。『ウィルスシールド』を購入したユーザー全員に、購入料金の3.99ドル(約410円)を返金することにしたのです。
さらに、返金だけでなく、5ドル(約510円)分のGoogle Playで使用できるポイントも付与されたとのことです。これは、なかなか太っ腹な対応といえるのではないでしょうか。
購入者は最低でも3万人はいたということですので、アプリ自体の返金と合わせて3,000万円近い返金が行われたことになります。かなり大規模な返金となりましたね。
また、Googleからは購入者全員に、謝罪メールが送られたとAndroid Policeにて記されています。
内容としては、『ウィルスシールド』が詐欺であったことが判明したため返金を実施したことや、Google Playを安心して使える場所にしていくよう努力していくといったことが書かれていたとのこと。
アプリ開発者の言葉
本アプリのデベロッパー(開発者)はこの件について、「誤って保護機能のないバージョンをリリースしてしまった」というコメントを発表しました。
個人的には、にわかには信じがたい言葉です。数万件ダウンロードされた有料アプリで、そんな「誤り」が生じるとはなかなか思えないのですが...皆さんはどう思われますでしょうか。
日本でこのアプリを買った方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、とりあえずこれでこの件については「解決」でしょうか。あとは、こういったアプリが登録されない・即削除されるような仕組みが待たれますね。
Google Issues Refunds And An Extra $5 Play Store Credit To Android Users Who Bought The Phony 'Virus Shield' App[Android Police via アプリオ]
Those fooled by the Virus Shield app scam on Google Play to get a refund, and more[Phone Arena]
(コンタケ)