定額制が導入されているスマホのインターネット接続、無尽蔵に使えてしまう気もしがちですが、実は各キャリアともLTEの定額プランでは月々のデータ通信量が7GBを超えると通信速度がガクッと落ちる(128kbps)ことになっています。
7GBと言われてもピンとこない方も多いでしょう。参考までに、普通のメールであれば1000万通送っても到達しません。通常のネットサーフィンだけの人も7GBはさほど気にしなくていい数字です。
しかし、毎日のように動画を見たり、テザリングや遠隔操作などを使っていたりする人は注意したほうがいいでしょう。
イメージとしては『いつもは勢いよく水を流しているダムも、水不足になると取水制限がかかる』状況をデータに置き換えた状態です。より具体的にはソフトバンクから引用した上の図がわかりやすいかもしれません。
速度制限がかかるかもしれないと思えば、自分のデータ使用量が気になりますよね。しかしiPhoneの場合は月々のデータ使用量を端末本体だけで確認できません。そこで各キャリアのデータ使用量確認ページへのリンクと、それぞれのポイントをまとめてみました。
ドコモの場合
・7GB制限=「Xiデータプランにねん」「Xiデータプラン」「Xiデータプラン フラット にねん」「Xiデータプラン フラット」「Xiデータプラン2 にねん」「Xiデータプラン2」
・3GB制限=「Xiデータプラン ライト にねん」「Xiデータプラン ライト」
・超過後であっても2GBごとに別途申込み(2GBごとに2,500円加算)で通常速度に戻る
通信データ量の確認ページ→『My docomo(マイドコモ)』にログイン
auの場合
・7GB制限=「LTEフラット」「従量プラン」
・エクストラオプション加入で速度制限解除=通信量7GB以降2GBごとに自動加算2,500円
通信データ量の確認ページ→『auお客さまサポート』にログイン
ソフトバンクの場合
・7GB制限=「4G料金プラン」「4Gパケット定額サービス」
・ウェブ、通知メール、アプリから通常速度に戻すことが可能(2Gバイトごとに2,500円)
通信データ量の確認ページ→『My SoftBank(マイソフトバンク)』にログイン
普通のスマホ利用では、月間7GBに達することはなかなかないですが、万が一速度制限がかかってしまったら、各キャリアが提供している2,500円での追加2GB、もしくは低速通信で月末までしのぐことになります。
なお、速度制限中でもWi-Fiの速度は変わりませんので、自宅や公衆サービスのWi-Fiスポットを活用するのも有効ですよ。
(ワタナベダイスケ)