確かに普及率ではマイクロソフト・オフィスには敵わないものの、アップル製オフィス製品群『iWork』は美しい仕上がりのオフィス文書を求めるユーザーに支持される優れたビジネスツールです。
このiWorkというのは、ワープロの『Pages(ページズ)』、表計算の『Numbers(ナンバーズ)』そしてジョブズ愛用プレゼンソフト『Keynote(キーノート)』から構成されていて、アップルらしい共通で使いやすい操作性と誰でも美しいビジネス資料が作れる「テーマ」といった工夫が特徴的。これらのアプリそれぞれを、TABROIDの過去記事からチェックしていきましょう。
【ワープロアプリ】ページズ(Pages)
スマホでもビジネス文書を綺麗に仕上げたいなら、まずはこの『ページズ(Pages)』を検討してみて。ポスターやチラシ、レポート等々、あらかじめ用意された豊富なテーマ(テンプレート)を使えば、まるでデザイナーに発注したかのような仕上がりの文書を作れます。
「小さい画面でワープロ?」と思うかもしれませんが、想像以上に文字入力やレイアウトの操作性は良好です。
【表計算アプリ】ナンバーズ(Numbers)
「たくさんのセルを一望できたほうが作業効率がいい」と言われる表計算というジャンルだけに、小さな画面では使いこなしに難しい部分もある『ナンバーズ(Numbers)』。しかし、そうした不利を補って余りあるほどの機能性を持っています。関数も扱えるフル機能の表計算アプリであり、同時にアップルならではの美しいグラフや図表を作成できるのは魅力。
iCloud(アップルのクラウドサービス)を用いて画面の大きいMacとデータを共有すれば、使いこなしの幅が大きく広がりそうです。
【プレゼンアプリ】キーノート(Keynote)
iWorkを構成するアプリでもっとも有名なのが、この『キーノート(Keynote)』でしょう。かつてのアップル社CEOスティーブ・ジョブズが使っていたプレゼンソフトのiPhone版です。プレゼンの名手として知られていたジョブズ愛用のツールとして、広くビジネスマンに利用されるアプリとなっています。
Macで作り込んだプレゼン資料をiPhone/iPadで再生するのみならず、iPhoneだけでも完成度の高いスライドショーが作れてしまう驚愕のアプリでもあります。
いかがだったでしょうか。各1,000円の有料アプリなので、なかなか手を出せずにいた人もいるのではないかと思います。しかしどれもお値段に見合った価値のある製品。気に入ったものがあればぜひ試してみてくださいね。
創造力と生産性のためのアプリケーション [Apple]
(ワタナベダイスケ)