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難しいけれど何らかのアクションが必要。
総務省が試算したところによると、2013年11月の時点で携帯電話のエリア外に暮らす人口は約3.9万人、集落にして3240カ所なのだそう。7月10日の情報通信審議会での配布資料にて明らかになりました。
現在の日本では携帯電話(3G)の人口カバー率は99.97%と高い数字になっていますが、山間部や離島といったインフラ整備が難しい地域がまだ残っているのも事実。こうして具体的な数字として見えてくると、いろいろ考えさせられるものがあります。
資料によれば、光ファイバーやADSL、CATVなどの固定ブロードバンド回線と比べると若干カバー率が高いともいえる携帯電話。この点については、携帯電話事業者が基地局の整備については競争環境にあることが理由であるとされています。
また、平成3年からは条件が不利な地域への通信設備のために国庫補助による支援も行われているとのこと。固定・モバイルを問わず、社会的にもネットの果たす役割が大きくなってきた昨今、これからどのようにして通信環境の整備をしていくのかは非常に重要な問題になってくると考えられますね。
一方でこの資料に添付された参考資料によると、人口の少ない過疎地域では「いずれ消滅する可能性のある集落」が2,220集落(うち、10年以内に消滅する可能性のある集落=423集落)あるとされ、整備にあたってのリソース配分や進め方については、今後も多くの議論が必要となりそうな気配です。
情報通信審議会 2020-ICT基盤政策特別部会 基本政策委員会(第11回)配布資料・議事録 [総務省]
2020年代に向けた条件不利地域における基盤の整備・維持の在り方(PDF)
2020年代に向けた条件不利地域における基盤の整備・維持の在り方 参考資料(PDF)
(ワタナベダイスケ)
RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/07/3240soumu.html