ディスプレイから出る青色の光が、目に悪影響を与える仕組みが解明されました。NHKの報道によります。
これは、岐阜薬科大学の研究グループの研究によって、解明されたものです。LED(発光ダイオード)から出る青色の光をマウスの目の細胞に6時間当てたところ、約80%の細胞が死滅しました。
おおっと、これは衝撃的な数字です。思わず、画面の青い部分から目を背けてしまいましたよ。
一方、白の光では細胞の約70%が死滅し、緑の光ではほとんど変化がありませんでした。このことから、青の光は際立って目に悪影響を与えていることが分かります。
また、LEDの光に当てた細胞は、老化を進める活性酸素が増えていることも判明。具体的には、緑の光を当てたものは1.5倍、白が2倍、青は3倍になっていました。
研究を行った原英彰教授は、
「今回の研究でスマートフォンなどのブルーライトによる目の影響を防ぐ対策が進むことを期待したい」
と語りました。
その他の影響
まさかここまで影響が大きいとは、なんとも驚きの研究結果です。しかし、ブルーライトによる影響は、目だけではないかもしれません。
海外で行われた研究によると、ブルーライトは肥満の原因になっているかもしれないという結果が報告されています。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
http://www.tabroid.jp/news/2014/06/bluelight-fat.html
ブルーライトには、私達の想像を超えた何かがあるのかもしれません。
対策はあるか
では、そんな恐ろしいブルーライトに対し、私達ができる対策は何かあるのでしょうか。
TABROIDでは、以前眼精疲労対策をまとめた記事を作成しました。この中で、ブルーライト対策についてもいくつか触れたので、ぜひご覧ください。
http://www.tabroid.jp/news/2014/06/eyestrain.html
今後の研究結果次第では、液晶画面から青色が消えるかもしれません。できれば、そこまで影響が大きくなかったという結果が、出て欲しいものですね。
青い光が目に悪影響仕組み解明[NHK]
Photo by Thinkstock/Getty Images
(コンタケ)