独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)のレポートによると、スマホの充電用コネクターによる事故が、平成21年度から平成25年度までの5年間で48件発生していました。
充電用コネクターとは、充電用ケーブルの先の金属部分およびスマホのケーブルをつなぐ部分のことです。
事故の内容としては、すべてに発煙・発熱・発火の内どれかを伴っていました。ただし、今のところ発生した事故のうち、大きな被害につながったものはありませんでした。
事故の発生原因
さて、では一体どうしてコネクターが原因で事故が発生してしまったのでしょうか。NITEでは、主に以下の3点に注意するよう呼びかけています。
無理に差し込まない
アンドロイドスマホの充電コネクターに使われているUSBは、上下に挿す方向が決まっています。しかし、逆向きであることに気づかず無理やり差し込もうとすると、コネクターの内部が変形してしまうことがあります。
変形したコネクターをそのまま使うと、内部でショートを起こすことも。これが、事故につながってしまったというわけですね。充電する際は、方向をちゃんと確認し、力を入れて無理に差し込もうとしないようにしましょう。
一度曲がったコネクターを使用しない
本記事冒頭画像のように、一度曲がってしまったコネクターを使用してはいけません。力を入れて元に戻しても、内部が変形したままになっていることがあるためです。
内部が変形したまま充電しようとすると、前述のとおり内部でショートを起こしてしまいます。
コネクター内部に液体や異物が入らないよう注意
ケーブル及びスマホ双方のコネクター部分に、液体や異物(ほこり、金属片など)が付着しないよう注意してください。もしも付着していた場合は、しっかりと拭きとってからつなぎましょう。
異物が間に挟まったまま充電すると、ショートを起こしてしまいます。
こんなちょっとした事が、時に発火事故につながってしまうのですね。私も十分気をつけようと思いました。
スマートフォン等の充電用コネクターによる事故の防止について(注意喚起)[NITE via マイナビニュース]
(コンタケ)