そうTwitterでつぶやいたのが、ロサンゼルス郡保安官事務所のバートン・ブリンク保安官。先日フェイスブックのサイトがダウンした際に、どういうわけか保安官事務所に対してフェイスブックの障害についての問い合わせが寄せられていたのだそう。
#Facebook is not a Law Enforcement issue, please don't call us about it being down, we don't know when FB will be back up!
— Sgt. Brink (@LASDBrink) 2014, 8月 1
「フェイスブックは法執行の問題ではないので、それがダウンしているからといって保安官に問い合わせるのはやめてください。フェイスブックがいつ復旧するかなんて、私たちにはわかりませんよ!」
その困りごと、本当に緊急電話が必要?
この件について報じているCNNの記事によれば、ロサンゼルス郡保安局では他にも「ケーブルテレビでも何でもうまくいかないものは、私たちがコントロールできると思われている」とツイートしているとのことで、本来の任務以外への対応に苦慮しているご様子。
また同記事では、ロサンゼルス市警でも緊急通報ダイヤル(アメリカでは911番)への電話のおよそ70%は緊急性のない通報だったとされており、「ハンバーガーにチーズが乗っていない」なんて苦情の電話まであったと伝えられています。
日本でもある。だから「相談ダイヤル」を知っておこう
ところで、私たちにとって身近な日本での緊急通報に目を向けてみても、警視庁は「2013年の110番通報の、約3割が問合せや相談・いたずらなど」であったと発表していたり、重症ではない患者がまるでタクシーのように救急車を呼ぶ事例が問題になったこともありました(東京消防庁: 救急車の適正利用にご協力を!)。
「これって本当に110番/119番すべきかな?」と悩んだら、ひとまず警察・消防の相談ダイヤルにつないでみては。
・警察相談ダイヤル= #9110
・救急相談センター= #7119(※東京消防庁の場合)
・小児の救急相談= #8000(全国一律)
もちろんフェイスブックやネット、ケーブルテレビがつながらないなんていう相談は、これらの緊急電話の対象ではありませんので決してかけないでくださいね。
本当に緊急性のある事態で、適切に緊急通報が機能するためには、我々市民の側でも節度を守って正しく利用することが大切なのです。
Sgt. Brink [Twitter via CNN.co.jp]
警視庁通信指令センタ- 2つの110番 [警視庁]
安心・安全 救急アドバイス 救急車の適正利用にご協力を! [東京消防庁]
(ワタナベダイスケ)