パナソニックが10月17日に発売するカセットテープ型ICレコーダー『RR-SR30』、そのルックスから年齢が高めの層に強くアピールすると思われますが、アラフォー世代の筆者も「ぐっときちゃった」うちのひとり。若い者にはわからない、カセットテープ型ならではの良さげなポイントをまとめてみました。
わかりやすく「技術の進歩」を感じるデザイン
自分たちが若い頃に馴染んだカタチだからこその「わかりやすさ」があるのはデジタルネイティブ以前の世代にとってありがたいところ。タッチパネルでなく、大きめのボタンでしっかり押した感触がありそうなのは安心感がありますよね。テープのリールを模した表示が画面上で回る演出も我々にとっては直感的。
見た目はカセットテープそっくりですが、中身はデジタルのレコーダー(MP3録音)なのでA面B面をひっくり返す必要がないのには、技術の進歩を感じます。もうオートリバースとか言ってる場合じゃないですよ。
ケーブル一本でアナログ資産も「かんたんダビング」
「ダビング」という言葉自体をあまり聞かなくなりましたが、オーディオコードでつなぐだけでラジカセ等からのダビング録音ができます。これは他機種のICレコーダーでもできると思いますが、やはりカタチが馴染み深い分、「昔のテープをデジタルで残そうかな...?」という気分になりそう。
ちなみに内蔵メモリーは8GBで、長時間モード(モノラル)だと最大約180時間の録音ができます。これは46分テープに換算するとおよそ235本分に相当。単4電池2本で録音時最長44.5時間、再生時(ヘッドホン)最長47時間(ともに長時間モード)の使用が可能です。
オープン価格で、実売はおよそ9,000円程度になりそうな見込みのRR-SR30。スマホにもボイスレコーダー機能はありますが、専用のレコーダーがあればより気軽にさまざまな用途での記録に活用できます。
語学などの勉強に使うも良し、物忘れが気になる人なら日常のボイスメモを取るのも良し。あ、もしかして製品ブランドの『備忘録』ってそういうことなのかしら...?
SR30 | ICレコーダー [Panasonic]
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