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iPhoneとは言えない?「話題のスマホ」蔓延のカラクリ
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iPhoneとは言えない?「話題のスマホ」蔓延のカラクリ

2014-10-09 22:00
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    先日iPhone 6/6 Plusが発売されました。すでに購入され使っている人も多いと思います。ところでiPhoneの発売前に「話題のスマホ」という言葉を使ったポスターやノボリが増えたことには気づきましたか?

    「『話題のスマホ』予約開始しました」などの言葉を目にする機会が多くありました。この「話題のスマホ」は、たぶんiPhoneのことを指しているんだろうなとは何となく分かりますが、どうしてそんな分かりづらい表現をするんでしょう。もっとはっきり「iPhone予約開始しました」と書いたほうが伝わりやすいのにと思ってしまいます。

    狙いはブランド力の維持

    これ実はAppleとの取り決めにより、勝手にiPhoneの名前や画像を使えないことになっているからなんです。

    Appleは開発から販売までを一貫して自社で手がけることにより、ブランドイメージを守ってきました。キャリアなど外部の会社を間に入れることになっても、多くの条件を課すことで有名です。要求が受け入れられない場合にはiPhoneを扱わせないなどの措置もとってきました。

    広告はすべて自分たちで作ったものを使わせ、各キャリアが独自にiPhoneのCMを作ることは基本的に認めていません。

    iPhoneの画像、名前、ロゴの無断利用も厳禁。そのため「話題のスマホ」と表現したり、商品の写真が使えない代わりにそれっぽい画像を用意したりと苦労して広告を作っているんです。

    なにもそこまでとも思ってしまいますが、そうしたブランディングの成果がiPhoneを単に便利な携帯電話という以上の存在に押し上げ、世界中に熱狂的なファンを生み出しているのは間違いありません。さまざまな制約がありながらキャリアがiPhone扱いたがるのも、圧倒的なブランド力を認めているからなんでしょう。

     

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/10/wadai-sumaho.html
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