Moleskine(モレスキン)といえば、丸い角を持つ黒のシンプルな長方形とゴムバンド、そして内側のマチ付きポケットというシンプルかつ高級感あるデザインで、持っているだけで「デキるヒト」を演出できるというノートブック。
最近では、スヌーピーや『スターウォーズ』とコラボしたノートを出しており、かっこよさとかわいさをあわせ持ったラインナップも増えています。
そして、2012年9月1日にはロフト有楽町店に「Moleskine アトリエ」をオープン。ノートやダイアリーのほか、旅行用のグッズまでそろえているので、文具好きにとってはたまらないスポットになっています。
「Moleskine アトリエ」当日には、EvernoteのCEOであるフィル・リービン氏が登場してトークを行いました。
「なぜ?」と思ったあなた。なんと、モレスキンとEvernoteが共同開発したスマートノートブックが、2012年10月1日より発売が開始されるのです。
「ロフトは東京でも好きな場所」とご機嫌だったフィルは舌もなめらか。「先端を行くIT企業のCEOしているけれど、ぶっちゃけノートとペンは手放せない」と言い会場を沸かせていました。また、「これだけ美しいノートで書くのがもったいないという方は、二冊買ってね」とちゃっかりしたところも。
自らが手にして、最初に書き込んだのは「モレスキンとのこれからのコラボの企画と、台湾で食べたいもの」というフィル。イベントでは、抽選で10名に発売前のスマートノートブックがプレゼントされ、トーク終了後にはサイン責めになってました。
そんなスマートノートブック。Evernoteサイドから『TABROID』にも一冊頂戴したので、さっそく中身を見てみることにします。
まずはこのずっしりとした重さ。ファーストフード店ではなくて、少しおしゃれな珈琲店とかで広げたくなる高級感。しかも、よく見ると電球やワイシャツ、ポラロイドなどのイラストが刻まれているんです!中にはノートPCやスマホも。かわいい!
ノートには、横掛と方眼が仕込まれていて、EVERNOTEの新機能「ページカメラ」を使うと傾きやコントラストが自動調整され、見やすく補正された画像で保存されます。今のところiOS版のみですが、近日中にはAndroid版もリリースされるとのこと。
また、付属のステッカーもただのステッカーではありません。撮影するとEVERNOTEのタグを認識されて、任意のノートブックに保存されるようになります。もちろん、設定は自由にカスタマイズすることが可能です。カラフルでキュートなデザインなので、ついペタペタ貼っちゃいそうですね。
さらに、特典としてスマートノートブックを買うだけで三ヶ月ぶんのプレミアムアカウントのコードが付いています。無料版では一ヶ月60MBのところ1GBに増えるため、ノートをバンバン撮影して保存しても大丈夫なのです。
リアルとネットをつなげるアイテムとして誕生した『Evernoteスマートノートブック by モレスキン』は、既にモレスキンのオンラインショップで予約受付中。しばらくは公式オンラインショップのみでの販売となり、2013年3月頃より一般発売開始を予定されています。
店舗では「Moleskine アトリエ」で10月上旬から並ぶとのことなので、実際に手にしてみて買いたいという方は、有楽町で会いましょう状態です。
いずれにしても、スマホユーザーなら一度は手にする価値のあるアイテムなのは間違いなし。モレスキンとスマホを持って、仕事をさらにスマートにしたいところですね。
(ふじいりょう)
Moleskine Plain Notebook Pocket (Moleskine Classic)