今や欠かせない情報ツール・ソーシャルネットワークサービス(SNS)。この連載では、世の中で使われているSNSをとりあげ、どんなサービスで誰が使っているのか、サービスの内容と状況を解説していきます。
第7回は「LINE(ライン)」です。今やコミュニケーションツールの代名詞ともいえる存在ですね。
どんなサービス?
LINEは、スマホ同士やPCと無料通話やチャットができるメッセンジャーアプリ。2011年にリリースされ、2014年7月時点で世界でのユーザ数は4.9億人を突破。日本国内でも約5200万人が利用しています。
1対1やグループでチャットができる「トーク」機能では、文字や写真のほか、「スタンプ」と呼ばれるイラストでのコミュニケーションが受けています。マンガのキャラクターなどの有料スタンプも、多く使われていますね。
LINEはトークの利用が中心ですが、「タイムライン」という機能がSNSの役割も果たしています。自分の「ボード」に文章や写真を投稿したり、友だちのボードにコメントをしたり、といったやりとりが可能で、一連のやりとりは「タイムライン」で確認ができるんです。
また、企業も公式アカウントを作って参入しており、PRページを作ったり、ユーザへアンケートを取るなど、広報活動に利用されています。
どんな人が使っている?
LINEのユーザは男女比ではやや女性が多く、幅広い年齢層に利用されています。会社員や主婦など「大人」の利用が7割を占めていますね。(※参考:LINE 2014年10-3月期 媒体資料)
LINEは本名でもニックネームも利用が可能ですが、スマホのアドレス帳と連携することもできるため、リアルの知り合いとやりとりするのがメイン。見知らぬ誰かとつながる、ということは滅多にありません。タイムライン機能も、自分の近況を報告したり、知り合いの近況を知ったりするのが主な使いかたになります。
トピック:大人もLINEを始めてみては?
先ほどのデータによると、LINEを毎日利用するユーザは約3400万人いるそうです。単純にユーザ数で比較すると、日本で一番多く使われているSNSがLINEになります。
LINE「公式アカウント」には企業や有名人が多く参加しているのですが、中には「首相官邸」もあり、総理からのメッセージからが流れることも。もはや電話に次ぐ国内の「生活インフラ」となりつつありますね。
とはいえ、大人の皆さんの中には「いまさらLINEなんて...」「よくわからないし...」とい尻込みされる方もいるかと思います。これからLINEを始めようかな、と思ったら、ぜひタブロイドの「大人のLINE講座」も参考にしてみてくださいね!