今や欠かせない情報ツール・ソーシャルネットワークサービス(SNS)。この連載では、世の中で使われているSNSをとりあげ、どんなサービスでどんな人が使っているのか、サービスの内容と状況を解説していきます。
第8回の今回は「次世代SNSまとめ vol.3」と題して、まだメジャーではないものの広がりを見せているSNSを紹介します。
「755」~ホリエモンが立ち上げたトークライブアプリ~
「755(ナナゴーゴー)」は、芸能人や著名人のトークライブを覗けるアプリ。既にアイドルやミュージシャン、お笑い芸人などが多く参加しています。立ち上げたのはあのホリエモンこと堀江貴文氏で、「755」という名前も堀江氏の囚人番号から取っているそうです。
トークライブはLINEのトークのような画面になっていて、著名人たちのつぶやきや対談を覗き見することができます。見るだけでなく、「やじうまコメント」ができるのがポイント。運が良ければコメントを返してくれるかもしれません。
著名人だけでなく、自分のトークライブを作成することも可能。気になるトークライブをフォローしたり、友達とトークライブを開催したり、見るのも参加するのもどちらも楽しめますよ。
「趣味人倶楽部」~国内最大級のシニア向けSNS~
「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」は、シニア向けのSNS。会員は50代~60代がメインで、その数は30万人以上と国内最大級の規模を誇ります。
趣味に関するコミュニティで交流したり、日記を書いたりコメントしたり......と、できることは一般的なSNSと同じ。それでもシニアの皆さんはアクティブに使いこなしているようです。旅行や健康、俳句など、シニアに特化した特集やイベント(オフ会)も盛んに行われています。
年をとると、新しい友人を作る機会も減ってしまうもの。自宅に居ながらにして多くの友人と交流できるSNSは、これからの高齢者社会の必須アイテムになるかもしれませんね。
「アンサー」~「即レス」が付くコミュニティ~
「アンサー」は、なんでも気軽に質問できるチャットのようなサービス。「即レス」を謳っていて、質問に誰かからすぐに返信がくるのが特徴です。
投稿されている内容は「友達とケンカした!どうやって仲直りしたいい?」という日常的なものから、「朝ごはんって何食べる?」といったアンケートのような質問、会社の愚痴、ひとりごと、自慢や自虐までさまざま。知らない相手でもどんどんコメントが付く文化なので、とても流れが早いです。
「誰かが答えてくれたらいい」という期待値の低さと、「誰にでも答えていい」という敷居の低さで、Twitterよりもゆるいつながりが生まれています。SNSに疲れたら、ポロッと愚痴をこぼしてみてはいかが?
覗き見したり、ゆるくコメントしたり、オフ会をしたり......交流の密度もいろいろありますね。まだまだある「次世代SNS」。これからもこの連載で紹介していきます。どうぞお楽しみに。