触らぬアプリにスパムなし。
現在フェイスブックにて、「○○さんからWiper Messengerへの招待がありました」という通知がたくさん届くという報告が挙がっているようです。この通知には、一切触れないようにしてください。
これは、スマホアプリの『Wiper(ワイパー)』をインストールした人から、送られてきたメッセージ。アプリをフェイスブックと連動すると、フェイスブックでつながっている友達全員に勝手に上記のメッセージを送ってしまうようです。
このように、無差別に送りつけられる広告メッセージやメールを「スパム」と呼び、ネットユーザーの悩みの種となっています。もしこのメッセージに触れると、あなたが「スパム」の送信者になってしまうかもしれません。
「スパム」メッセージを開いてしまったら?
この「スパム」メッセージを選択すると、『Wiper』のフェイスブックページが開きます。このページには、『iTunes』や『Google Play』のアプリページヘリンクがあるだけ。
もし『Wiper』アプリをインストールしてフェイスブックと連携させてしまうと、友達全員にメッセージを勝手に送ってしまいます。もしページを開いてしまっても、アプリはインストールしないようにしておきましょう。
なぜスパムが広がってしまったのか
では、なぜ急にこのような「スパム」が広まってしまったのでしょうか。その原因は、「スパム」の原因となったアプリ『Wiper』が、普通のアプリだったことにあるようです。
『iTunes』と『Google Play』のアプリのレビューを見てみたところ、どちらもかなり高いスコアとなっていました。インストール数もかなり多く、日本でもそれなりにユーザー数がいるようです。
しかし、12月16日に行われた更新で追加された、フェイスブックへの連動機能に問題がありました。連動した瞬間、全友達にメッセージを送りつけるという実にアメリカンでダイナミックな作りとなっていたようです。
つまり、アプリ制作サイドの、「やってしまった」系です。まだ断定できませんが、悪意あるアプリではなさそうに見えました。
とはいえ、やはり無差別に送られてくるメッセージは、嫌う人が多いもの。今は、『Wiper』には近づかないほうが無難でしょう。
[via ねとらぼ]