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LINEはチャットのようにほぼリアルタイムでやりとりができるコミュニケーションツールだ。返事がすぐに来て嬉しい反面、プッシュ通知に疲れてしまったり、他のことに集中できなくなることもある。
文部科学省が2014年8月に発表した全国学力テストを見ると、スマホの利用時間が長くなればなるほど学力テストの平均正答率も下がっていた。スマホ、つまりLINEやゲームに夢中になりすぎて学習時間が減ったためと考えられるだろう。
ベネッセホールディングスの中高生対象「ICT利用実態調査」(2014年12月)によると、「メールやチャット(LINE)を書きながら勉強する」子どもは、中学生で24.3%、高校生では37.5%にも上る。実際子どもに聞くと、LINEグループに大人数が参加していると通知が鳴り止まないという。
プッシュ通知を切って対処を
LINEをついつい使いすぎてしまう理由は、プッシュ通知と既読機能にある。もし子どもがLINEを使いすぎてしまっていたら、プッシュ通知を切らせるようにしよう。グループのトーク画面を開き、右上の下向き矢印→「通知ON」をタップして「通知OFF」にすればいい。これでトークがきても通知はこなくなるが、LINEアプリを開けば新着トークが来ていることが確認できる。
それでもLINEが気になるようであれば、学習中は保護者が端末を預かることをお勧めする。子どもには、友だちに「親がうるさいので、テスト期間前や夜○時以降はLINEができないの」と言わせるようにするといいだろう。
スマホやLINEの使いすぎは、睡眠時間だけでなく学習時間が減るというデータが出ている。子どもがセルフコントロールできないうちは、保護者が学習に適した環境を整えてやることも必要だろう。
RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2015/01/line.html