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文字のカタチ、「フォント」の語源って? というハナシ
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文字のカタチ、「フォント」の語源って? というハナシ

2015-01-30 07:00
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    皆さーん、今日もおは用語ですよー!

    パソコンやスマホ・タブレットなどを使っていると、文字のカタチを示す『書体』『フォント』というキーワードをよく目にします。なんとなくわかった気になっているこの言葉の語源と意味にせまってみましょう。

    書体とフォントってどういう意味なの?

    「明朝体」や「ゴシック体」などといった、字形の種類を『書体』と呼び、そのなかでも「MS明朝」や「MSゴシック」といった細かな種類を『フォント』と呼びます。

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    書体とフォント: 明朝体とゴシック体の例(明朝体のフォント=リュウミン、ゴシック体のフォント=新ゴ EL)[株式会社モリサワ/書体見本 より]

    しかしパソコンの普及以降では、これらの言葉をまとめて『フォント』と呼んでしまうことも多いようですね。

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    アウトラインフォント(左)とビットマップフォント(右)のイメージ [株式会社沖データの資料より]

    こうしたデジタルフォントも、かつては拡大するとギザギザが目立つ「ビットマップ」のフォントが主流でしたが、今のスマホでは輪郭(アウトライン)データを持っていて大きく表示してもキレイに見えるものが一般的なんですよ。

    「フォント」には1000年以上の歴史がある?

    フォントの語源となったのは、活版印刷で用いられる『活字』(文字が刻印された金属版)の文字が一揃いのセットとなったものです。

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    金属活字の例: Wikipedia「活字」の項目より

    現存する最古の活版印刷物は8世紀のもの(百万塔 陀羅尼:日本)で、その頃から使われている活字(フォント)という考え方は、デジタルに姿を変えながらも実に1,000年以上の歴史を持っていることになるのですね。ちょっとロマンを感じます。

    今朝のまとめ

    今朝の話題をまとめると、

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    ・『明朝体・ゴシック体』など、文字の字形を「書体」と呼び、『MS明朝・MSゴシック』といった文字セットを個別に「フォント」と呼ぶ

    ・フォントは活版印刷の「活字」に由来し、活版印刷には1,000年以上の歴史がある

    ということなのですね。デジタル時代になってから一般に耳にするようになった「フォント」という言葉ですが、歴史を紐解いてみるとアナログ時代のはるか昔にルーツがあるんです。

    それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!

     
    ナビゲーター: 佐藤遥(notall)[公式プロフィールTwitter]

     

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