Q. iPhoneを格安に使う方法はありますか?
格安スマホが安いことは分かりましたが、できればiPhoneを使いたいと思っています。
iPhoneを格安に利用することはできますか?
A. iPhoneでも格安契約できます
iPhoneは、言わずと知れた人気スマホ。これを、維持費を抑えつつ使いたいという人も少なくないでしょう。
高価な端末であり、いわゆる「格安スマホ」としてセットで売られている端末と比べると本体代は高くなってしまいますが、通信契約については格安スマホと同じ条件で利用できます。
iPhoneを購入する
大手携帯会社以外で利用するには、先にご自分で端末を購入し、格安スマホ会社と別途契約する必要があります。
新品を購入する場合と中古を購入する場合とで、それぞれ注意点がありますが、詳しい解説は次回記事で書く予定ですので、まずは大まかな流れを追ってみましょう。
お近くにアップルストアがある場合にはそこで、なければオンラインで購入することもできます。
いくつかの事情があり、基本的に大手携帯会社のショップでは、端末のみを購入することはできませんので、ご注意ください。(※補足あり)
または、中古で購入する方法もありますが、この時に気をつけておくべきキーワードは「白ロム」「赤ロム」「どこで販売されたiPhoneか」の、3つです。
少し難しい解説が必要になりますので、詳しくは次回記事をお待ちいただくことにして、さらに話を進めます。
格安SIMを購入する
iPhoneを手に入れたら、格安スマホ会社から「SIM(シム:通信するためのチップ)」を購入しましょう。
ただし、ここでも注意点があります。全ての格安スマホ会社のSIMが使えるとは限りませんので、次回記事を参考に会社を選択するようにしてください。
SIMをセットする
iPhoneは、SIMを抜いたり挿したりするときに、専用工具(ゼムクリップで代用可能)が必要になっています。
小さい穴を専用工具でグッと押し、ロックを外してSIMの受け皿を取り出してください。SIMの場所は公式サイトでご確認いただけます。
最後に、購入した格安SIMをセットすれば、iPhoneを格安スマホとして利用できます。
iPhoneに限らず大手携帯会社の販売している端末は基本的に全て、自社の通信サービス以外では使えないように「SIMロック」という制限がかけられています。
しかし欧州などでは、こうした「SIMロック」は禁止されており、実はこの5月から、日本でも「SIMロック」は原則禁止となる予定です。
「SIM自由化」のメリットは、一度買った端末のままで、自由に通信会社を変えることが出来るという点。格安スマホのような安い通信サービスが、さらに一般的になる可能性があります。それにつれて、大手携帯会社の通信料金が安くなることも期待されています。
一方にデメリットもあり、2年の継続利用を条件として端末代金を割引するといった、大手携帯会社では一般的となっている販売手法を守れなくなるため、端末の購入金額が上がってしまうおそれが指摘されています。
SIMフリーのiPhoneは、もっとも安いモデルでも75,800円(税抜)するのですが、すでにiPhoneを使っている方でもこれを高いと感じてしまう理由には、以上のような背景も挙げられるのです。
この話は、iPhoneを中古で購入する場合の3つのキーワードにも関わってきますので、次回の記事をお楽しみに。