今朝のテーマはCD、DVDやBlu-ray(ブルーレイ)などの『光ディスク』。音楽や映像のソフトとしてはまだまだ現役ですが、最近のパソコンにはDVDドライブを持たないものもあったりと、データ保存の場面で使われることは減った印象でしょうか。
とはいえ、動画の保存やデータの受け渡しなどで利用する人も多いはず。そこでそれぞれの光ディスクに保存できるデータ容量を整理してみましょう。
『CD』は、やっぱり使い回しやすい
音楽ソフトで代表的なディスクとなるCD(Compact Disc)には、一度書き込んだデータの消去ができない(追記型)『CD-R』や書き換え可能の『CD-RW』があります。
データ容量は640MB(700MB)と他の光ディスクと比べると小さいものの、後発となるDVDやBlu-rayディスクドライブの多くでCDとの互換性があるので、パソコン間でのディスク使い回しや他人へのデータ受け渡しでは比較的利便性が高いというメリットがあります。
CD: 追記型=CD-R 書き換え可能型=CD-RW 容量=640(または700)MB
実は種類がメチャ多い『DVD』を理解しよう
続いてDVD(Digital Versatile Disc)ですが、こちらは記録面を2層にしたり両面に記録できたり、ひとくくりにDVDといっても細かな種類に分類されるのが難解なところ。もっとも小容量な片面一層で4.7GB、最大の容量となる両面二層だと約17GBにもなるので、おぼえるのがちょっと大変です。
そして追記型として『DVD-R』、繰り返し記録ができる形式には『DVD-RW』『DVD-RAM』、さらには類似規格の『DVD+R/+RW』等バラバラな規格があるため、DVDのディスクを選ぶ際には自分の環境に合っているかを特に念入りに確認する必要がありますよ。
ちなみにもっとも互換性が高いのは『DVD-R』だとも言われていますが、これも絶対というわけではないようです。
DVD: 追記型=DVD-R、DVD+R 書き換え可能型=DVD-RW、DVD-RAM、DVD+RW 容量=4.7GB(片面一層)、8.54GB(片面二層)、9.4GB(両面一層)、17.08GB(両面二層)
大容量なら『Blu-ray』が一番
いま一般に販売されている光ディスクでいちばん大容量なのが『Blu-ray Disc(ブルーレイ、BD)』です。DVD同様に記録層を多層化できますが、いまのところデータ用としては25GB(片面一層)と50GB(片面二層)の二択と考えてよいでしょう。
Blu-ray: 追記型=BD-R 書き換え可能型=BD-RE 容量=25GB(一層)、50GB(二層)など
映像用のディスクも含めると、さらに種類が増えてしまう光ディスク。「まとめ買いしたディスクが自宅の環境で使えなかったー!」なんて思いをしないように、しっかり理解しておきましょうね。
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
Photo by Thinkstock/Getty Images